KO8-038|公共・倫理 対策問題
単利と複利の違いの説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
単利は当初の元本にのみ利息が付くが、複利は利息が元本に組み入れられ利息にも利息が付く
この問題のポイント
単利と複利の定義の違いと、複利の効果が長期で大きくなる性質を理解しているかを問う。
解説
単利は、当初の元本に対してのみ利息を計算する方式である。元本100万円を年利5%の単利で運用すると、利息は毎年5万円で一定であり、10年後には100万円+50万円=150万円になる。
複利は、支払われた利息を元本に組み入れ、次の期間は「元本+利息」に対して利息を計算する方式である。同じ条件なら、1年後の105万円に翌年も5%が付くため、10年後には約163万円となり、単利を上回る。
複利の効果は期間が長いほど加速度的に大きくなる。これが、少額でも早くから長期で積み立てる資産形成が有利とされる理由であり、逆にローンやリボルビング払いでは、複利的に膨らむ利息が負担になる。
運用でも借入れでも「利息が利息を生む」仕組みを理解することが、金融リテラシーの出発点である。
ひっかけポイント
単利と複利の定義を入れ替える選択肢が定番。複利の差は長期ほど拡大するのであって、縮小するのではない。
選択肢の確認
①「単利と複利は計算方法が同じで、呼び方が異なるだけである」
❌ 誤り。
両者は計算方法が異なり、同じ条件でも長期の運用結果に大きな差が生じる。
②「複利では運用期間が長くなるほど単利との差が縮小する」
❌ 誤り。
複利と単利の差は運用期間が長いほど拡大するのであって、縮小するのではない。
③「単利は当初の元本にのみ利息が付くが、複利は利息が元本に組み入れられ利息にも利息が付く」
✅ 正しい。
正解。単利は当初の元本のみに利息が付き、複利は利息が元本に組み入れられて利息にも利息が付く。長期では複利が大きく上回る。
④「単利は利息に利息が付き、複利は元本にのみ利息が付く」
❌ 誤り。
単利と複利の定義が逆である。利息に利息が付くのが複利である。
覚えるポイント
- 単利=元本のみに利息、複利=利息にも利息
- 複利の効果は運用期間が長いほど大きい
- 長期の積立投資が有利とされる理論的根拠
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。