KO8-039公共・倫理 対策問題

公共B 社会に参画する私たち(3) 経済的な主体となる私たち

いわゆる「72の法則」の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

72を年利(%)で割ると、複利運用で元本が2倍になるおおよその年数が分かる

この問題のポイント

72の法則の使い方を問う。「72÷金利=2倍になる年数」という式の形と、複利を前提とする点がポイント。

解説

72の法則は、複利で運用した場合に元本が2倍になるまでのおおよその年数を暗算するための経験則である。
式は「72÷年利(%)≒2倍になる年数」。たとえば年利6%なら72÷6=12年、年利2%なら72÷2=36年で元本がほぼ2倍になる。逆に「72÷年数」で、一定期間で2倍にするために必要な金利も概算できる。
この法則は、金利の差が長期では大きな差を生むことを実感させてくれる。年利0.001%の普通預金では2倍になるのに7万年以上かかる計算になる一方、年利4%なら18年で2倍になる。
また、借金にも同じ法則が当てはまることに注意したい。年利15%のカードローンを放置すれば、約5年で返済額が2倍に膨らむ計算になる。金利と時間の関係を直感的につかむ道具として、金融教育で広く使われている。

ひっかけポイント
「72÷金利=年数」の形を崩した選択肢(掛け算にする、3倍にするなど)に注意。単利ではなく複利を前提とした概算である。

選択肢の確認

①「72から年齢を引くと、投資に回してよい資産の割合が分かる」
誤り。
72から年齢を引く計算は資産配分の目安として語られることがある別の経験則であり、72の法則ではない。

②「72を年利(%)で割ると、複利運用で元本が2倍になるおおよその年数が分かる」
正しい。
正解。72の法則は「72÷年利(%)≒元本が2倍になる年数」という複利の概算法で、年利6%なら約12年で2倍になる。

③「72を年数で割ると、元本が3倍になる金利が分かる」
誤り。
72を年数で割ると2倍にするのに必要なおおよその年利が分かるのであって、3倍になる金利ではない。

④「元本に72を掛けると、満期時の受取額が分かる」
誤り。
元本に72を掛ける計算に意味はなく、満期受取額は元本×(1+利率)の累乗で求める。

覚えるポイント

  • 72÷年利(%)≒元本が2倍になる年数(複利)
  • 年利6%なら約12年、2%なら約36年
  • 借金の膨らみ方の概算にも使える

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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