KO8-041公共・倫理 対策問題

公共B 社会に参画する私たち(3) 経済的な主体となる私たち

金融商品のリスクとリターンの関係の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

一般に、高いリターンが期待できる商品ほどリスクも大きく、低リスクで高リターンの商品は存在しない

この問題のポイント

リスクとリターンのトレードオフ関係を問う。「ローリスク・ハイリターンはない」という原則が判断の軸。

解説

金融商品でいうリターンは運用によって得られる収益、リスクは収益の不確実性(振れ幅)を意味する。日常語の「危険」とは異なり、大きく儲かる可能性も大きく損する可能性も、ともにリスクが大きいと表現する。
両者には
トレードオフ
の関係がある。預金は元本が保証され低リスクだが、利息はわずかで低リターン。債券は中間で、株式は値上がり益や配当が期待できる分、価格変動が大きくハイリスク・ハイリターンである。
この原則から導かれる最重要の教訓は、「元本保証で高利回り」をうたう儲け話は原則として存在せず、詐欺を疑うべきだということである。成年年齢の引き下げで18歳から投資契約も可能になったため、この知識は自己防衛の基礎となる。
商品を選ぶ際は、収益性だけでなく、元本の安全性、換金のしやすさ(流動性)の3つの基準で比較する。

ひっかけポイント
「ローリスク・ハイリターン」をうたう選択肢や勧誘は詐欺の典型。預金=低リスク低リターン、株式=高リスク高リターンの対応も確認。

選択肢の確認

①「一般に、高いリターンが期待できる商品ほどリスクも大きく、低リスクで高リターンの商品は存在しない」
正しい。
正解。リスクとリターンにはトレードオフの関係があり、高リターンの期待には高リスクが伴う。低リスク高リターンの商品は存在しない。

②「リスクとリターンは無関係であり、安全で高収益の商品を選べばよい」
誤り。
リスクとリターンは表裏の関係にあり、「安全で高収益」をうたう商品は詐欺を疑うべきである。

③「銀行の預金は株式投資よりリスクもリターンも大きい」
誤り。
預金は低リスク・低リターンであり、株式の方がリスクもリターンも大きい。対応が逆である。

④「国債は株式よりも一般に価格変動リスクが大きい」
誤り。
国債は発行体が国であり、一般に株式より価格変動リスクは小さいとされる。

覚えるポイント

  • リスク=収益の振れ幅、リターン=収益
  • 高リターンには高リスクが伴う(トレードオフ)
  • 元本保証で高利回りの話は詐欺を疑う

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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