KO-B3-02|公共・倫理 対策問題
金融の仕組みについての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
企業が株式や社債を発行して資金を調達する方法を直接金融、銀行などからの借入れによる方法を間接金融という
この問題のポイント
直接金融と間接金融の区別を問う問題。「資金の出し手から直接か、銀行を仲介するか」という定義の軸で解ける。
解説
金融とは、資金に余裕のある主体から不足する主体へ資金を融通することである。その経路は2つに分けられる。
直接金融は、企業が株式や社債を発行し、出資者・投資家から直接資金を調達する方法である。証券会社は売買を仲介するだけで、資金の貸し手はあくまで投資家自身である。
間接金融は、銀行などの金融機関が預金者から集めた資金を、金融機関の判断と責任で企業に貸し出す方法である。資金の出し手(預金者)と借り手(企業)の間に金融機関が仲介して入るため「間接」と呼ぶ。日本では長く間接金融が中心だったが、近年は直接金融の比重が高まっている。
なお日本銀行は「発券銀行・銀行の銀行・政府の銀行」であり、個人や一般企業とは取引しない。また株式会社の株主は、出資額の範囲内でのみ責任を負う有限責任であり、これが広く出資を集められる理由である。
ひっかけポイント
直接・間接の定義の入れ替えが最頻出。「銀行を通すから直接」と誤解しやすいが、間に金融機関が入るのが間接金融である。株主の有限責任・日銀の業務範囲も定番の正誤ポイント。
選択肢の確認
①「株式会社が倒産した場合、株主は出資額を超えて会社の債務を弁済する責任を負う」
❌ 誤り。
誤答理由: 株主は出資額の範囲内でのみ責任を負う有限責任であり、会社の債務について出資額を超えて弁済する義務はない。
②「企業が株式や社債を発行して資金を調達する方法を直接金融、銀行などからの借入れによる方法を間接金融という」
✅ 正しい。
正解。株式・社債の発行により投資家から直接調達するのが直接金融、銀行など金融機関が預金を仲介して貸し出すのが間接金融である。
③「銀行からの借入れを直接金融、株式の発行による調達を間接金融という」
❌ 誤り。
誤答理由: 定義が逆である。銀行借入れは金融機関が間に入るため間接金融、株式発行は資金の出し手から直接調達するため直接金融と呼ぶ。
④「日本銀行は、個人や一般企業から預金を受け入れる業務を行っている」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本銀行は発券銀行・銀行の銀行・政府の銀行であり、個人や一般企業から預金を受け入れる業務は行わない。
覚えるポイント
- 直接金融=株式・社債で投資家から直接調達
- 間接金融=銀行が預金を仲介して貸出し
- 株主は有限責任、日銀は個人と取引しない
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。