KO-B4-01|公共・倫理 対策問題
情報社会で求められるメディアリテラシーの説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
情報の発信元や根拠を確かめ、複数の情報源を比較しながら情報を批判的に読み解き、適切に活用する力が求められる
この問題のポイント
メディアリテラシーの意味を問う問題。「批判的に読み解き、主体的に活用する力」という定義がわかれば、うのみ・無確認型の選択肢を消去できる。
解説
メディアリテラシーとは、新聞・テレビからSNSまで、メディアが伝える情報を批判的に読み解き、また自ら適切に発信・活用する能力をいう。
メディアの情報は、事実そのものではなく、発信者が取捨選択し編集したものである。とくにインターネットでは、誤情報や意図的な偽情報(フェイクニュース)が拡散しやすい。「多くの人が共有しているから事実」とは限らず、共有の多さはむしろ拡散力の表れにすぎない。
そこで求められるのが次の姿勢である。
- 発信元は信頼できるか、根拠が示されているかを確かめる
- 複数の情報源を比較して照合する
- 検索や SNSの表示が自分の好みに合わせて選別され、似た意見ばかりに囲まれるフィルターバブルやエコーチェンバーの存在を自覚する
生成AIの普及により、もっともらしい誤りが含まれる情報も増えており、確認の重要性は一段と高まっている。また、いったん拡散した個人情報の完全な回収は事実上不可能であり、発信には慎重さが必要である。
ひっかけポイント
「共有数が多い=事実」「AIだから正確」「消せるから気軽に発信してよい」は、いずれも情報の性質を取り違えた典型的な誤り。批判的・主体的という2つの軸で正解を選ぶ。
選択肢の確認
①「一度インターネット上に公開した個人情報も完全に回収できるので、発信に慎重になる必要はない」
❌ 誤り。
誤答理由: 一度拡散した情報の完全な回収は事実上不可能である。だからこそ発信前の慎重な判断が求められる。
②「情報の発信元や根拠を確かめ、複数の情報源を比較しながら情報を批判的に読み解き、適切に活用する力が求められる」
✅ 正しい。
正解。メディアリテラシーの核心は、発信元と根拠の確認、複数の情報源との照合により情報を批判的に読み解き、適切に活用することである。
③「SNSで多くの人に共有されている情報は、それだけで事実とみなしてよい」
❌ 誤り。
誤答理由: 共有数の多さは拡散力を示すだけで真実性の保証ではない。誤情報ほど速く広く拡散することもあり、共有数を基準にするのは危険である。
④「人工知能が生成する情報には誤りが含まれないため、内容を確認する必要はない」
❌ 誤り。
誤答理由: 生成AIを含む人工知能は、もっともらしい誤りを出力することがある。出典や事実関係の確認は不可欠である。
覚えるポイント
- メディアリテラシー=情報を批判的に読み解き活用する力
- 発信元・根拠の確認と複数情報源の照合が基本
- フィルターバブルなど偏りの仕組みを自覚する
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。