SG5-024|地理総合・地理探究 対策問題
エルサレムに関する説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
ユダヤ教・キリスト教・イスラームの三つの宗教の聖地が集まる都市である
この問題のポイント
エルサレムが三宗教共通の聖地であることを問う。どの宗教にとってどのような聖地なのかを整理できているかが鍵。
解説
エルサレムは、西アジアのパレスチナ地方に位置し、一つの都市に三つの宗教の聖地が集中する世界でも特異な都市である。
ユダヤ教にとっては、古代の神殿の跡である嘆きの壁が最大の聖地である。キリスト教にとっては、イエスが処刑され復活したと伝えられる地であり、聖墳墓教会が立つ。イスラームにとっては、預言者ムハンマドが昇天したと伝えられる岩のドームがあり、メッカ・メディナに次ぐ第三の聖地とされる。
旧市街はこれらの聖地を含み、世界遺産に登録されている。
三宗教の聖地が重なることは、この都市の帰属をめぐる対立を複雑にしてきた。パレスチナ問題では、イスラエルとパレスチナの双方がエルサレムを自らの首都と主張しており、和平の最大の争点の一つとなっている。
ひっかけポイント
イスラーム最大の聖地はメッカで、エルサレムは第三の聖地という位置付け。「一宗教だけの聖地」「開祖の生誕地」とする選択肢は、嘆きの壁・聖墳墓教会・岩のドームの共存という事実に反する。
選択肢の確認
①「イスラームだけの聖地であり、他の宗教とは関わりがない」
❌ 誤り。
誤答理由: エルサレムはイスラームだけでなくユダヤ教・キリスト教の聖地でもある。三宗教の聖地の重なりこそが問題を複雑にしている。
②「三大宗教すべての開祖が生まれた都市である」
❌ 誤り。
誤答理由: イエスの活動の地ではあるが、ムハンマドはメッカ生まれであり、三宗教すべての開祖の生誕地という説明は誤りである。
③「ユダヤ教・キリスト教・イスラームの三つの宗教の聖地が集まる都市である」
✅ 正しい。
正解。エルサレムにはユダヤ教の嘆きの壁、キリスト教の聖墳墓教会、イスラームの岩のドームがあり、三宗教の聖地が一つの都市に集中している。
④「仏教とヒンドゥー教に共通する最大の聖地である」
❌ 誤り。
誤答理由: 仏教・ヒンドゥー教の聖地はインド亜大陸などにあり、エルサレムとは無関係である。エルサレムは一神教三宗教の聖地である。
覚えるポイント
- エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラーム共通の聖地
- 嘆きの壁・聖墳墓教会・岩のドームが集中
- 帰属をめぐる対立がパレスチナ問題の争点
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。