SG5-025地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

ムスリムの日常の宗教的実践に関する説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

1日5回聖地メッカの方角に向かって礼拝を行い、ラマダーン月には日中の飲食を断つ

この問題のポイント

五行のうち礼拝と断食の具体的な内容を問う。回数・方角・期間という細部を正確に覚えているかが判断の軸になる。

解説

イスラームでは、信者が実践すべき五つの義務(五行)が定められている。信仰告白・礼拝・喜捨・断食・巡礼である。
礼拝1日5回、夜明け・昼・午後・日没・夜に、聖地メッカの方角に向かって行われる。金曜日にはモスクでの集団礼拝が行われ、イスラーム圏では金曜日を休日とする国が多い。
断食ラマダーン月に行われ、日の出から日没までの間、飲食を断つ。日没後には家族などで食事をとるため、断食月は連帯を確かめる月でもある。病人や旅行者などには免除の規定がある。
巡礼はメッカのカーバ神殿への参詣で、一生に一度、体力と経済力のある者に課される義務であり、毎年ではない。喜捨は貧しい人々への施しで、所得の一部を差し出す。
これらの実践は生活の隅々に及び、宗教が日常生活の規範となっている典型例である。

ひっかけポイント
数字の入れ替えが定番の型。礼拝は1日5回・メッカの方角、断食は日中のみ、巡礼は一生に一度(毎年ではない)という細部を正確に押さえる。

選択肢の確認

①「すべての信者は毎年メッカへ巡礼することが義務付けられている」
誤り。
誤答理由: メッカ巡礼は毎年ではなく一生に一度、体力・経済力のある者に課される義務である。頻度の入れ替えが定番のひっかけ。

②「1日5回聖地メッカの方角に向かって礼拝を行い、ラマダーン月には日中の飲食を断つ」
正しい。
正解。ムスリムは1日5回メッカの方角に向かって礼拝を行い、ラマダーン月には日の出から日没まで飲食を断つ。いずれも五行に定められた義務である。

③「礼拝は年に1回だけ、任意の方角に向かって行えばよいとされる」
誤り。
誤答理由: 礼拝は年1回ではなく1日5回で、方角も任意ではなく聖地メッカの方向と定められている。

④「断食は一年を通じて昼夜を問わず続けることが義務である」
誤り。
誤答理由: 断食はラマダーン月の日中のみで、日没後には食事をとる。一年中昼夜を問わず断食するという説明は誤りである。

覚えるポイント

  • 礼拝は1日5回メッカに向かう、金曜は集団礼拝
  • ラマダーンの断食は日の出から日没まで
  • メッカ巡礼は一生に一度、可能な者の義務

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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