SG5-026|地理総合・地理探究 対策問題
世界宗教と民族宗教の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
キリスト教・イスラーム・仏教は民族を超えて広がる世界宗教であり、ヒンドゥー教やユダヤ教は特定の民族と結び付く民族宗教である
この問題のポイント
宗教の分類の枠組みを問う。「民族を超えて広がるか」という基準で世界宗教と民族宗教を区別できるかが鍵。
解説
宗教は、信仰の広がり方によって二つに分類される。
世界宗教は、民族や地域の枠を超えて広く信仰される宗教で、キリスト教(約24億人)・イスラーム(約19億人)・仏教(約5億人)の三大宗教が代表である。いずれも布教や交易、移住を通じて発祥地を遠く離れた地域へ広がった。
民族宗教は、特定の民族の文化や歴史と一体化した宗教で、原則として他民族への布教を行わない。ヒンドゥー教はインドの民族宗教だが、信者数は約11億人と仏教を大きく上回る。ユダヤ教はユダヤ人の宗教で、信者数は約1500万人と少ないが、イスラエル建国やパレスチナ問題を理解する鍵となる。日本の神道も民族宗教に分類される。
民族宗教という分類は信者数の少なさを意味しない点に注意したい。
ひっかけポイント
「ヒンドゥー教は信者が多いから世界宗教」と考えさせるのが定番の型。分類の基準は信者数ではなく、民族の枠を超えて広がるかどうかである。
選択肢の確認
①「キリスト教・イスラーム・仏教は民族を超えて広がる世界宗教であり、ヒンドゥー教やユダヤ教は特定の民族と結び付く民族宗教である」
✅ 正しい。
正解。キリスト教・イスラーム・仏教は民族の枠を超えて広がる世界宗教、ヒンドゥー教・ユダヤ教は特定の民族と結び付く民族宗教という分類が基本である。
②「ヒンドゥー教は布教によって世界中に広がった世界宗教の代表例である」
❌ 誤り。
誤答理由: ヒンドゥー教は信者数こそ約11億人と多いが、インドの民族と一体化した民族宗教であり、布教で世界に広がった世界宗教ではない。
③「仏教は特定の民族のみが信仰する民族宗教であり、インド国外には広がらなかった」
❌ 誤り。
誤答理由: 仏教は民族を超えて東アジア・東南アジアへ広がった世界宗教である。むしろ発祥地インドでは衰え、国外で広がった。
④「ユダヤ教は信者数が世界最大の世界宗教である」
❌ 誤り。
誤答理由: ユダヤ教の信者は約1500万人と少なく、三大宗教にも含まれない民族宗教である。信者数世界最大はキリスト教である。
覚えるポイント
- 世界宗教はキリスト教・イスラーム・仏教
- 民族宗教はヒンドゥー教・ユダヤ教・神道など
- ヒンドゥー教は民族宗教だが信者数は約11億人と巨大
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。