KZ-R7H-12地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験

図は、インド洋に面する国々における国内第1位の宗教の人口割合を階級区分で示した地図である。図中のGの国(南アジアの大国)に関する読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7H-12の問題図版
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正解: 2

正解

Gは第1位の宗教の人口割合が80〜90%の階級にあり、多数を占めるヒンドゥー教のほかに世界有数のムスリム人口を抱えるインドにあたる

この問題のポイント

宗教人口の階級区分図の読み取りと、インドの宗教構成(ヒンドゥー教多数+巨大なムスリム人口)の知識を問う。

解説

図は、各国で信者数が最も多い宗教が人口に占める割合を3階級で示している。
南アジアの大国インド(G)は、ヒンドゥー教徒が人口の約8割を占めるため、80〜90%の階級に塗り分けられている。裏を返せば人口の約2割は他宗教の信者であり、その中心がイスラームである。インドの総人口は14億を超えるため、割合では少数派でも、ムスリムの実数は世界有数(約2億人)に達する。ムガル帝国の時代にイスラームが広がった歴史の名残である。
このほかインドには、シク教・キリスト教・仏教・ジャイナ教などの信者もおり、多様な宗教が共存する一方、宗教間の対立が政治問題となることもある。
第1位宗教の割合が高い国(90%以上)としては、イスラームが浸透した西アジアの国々などがあり、階級の違いが各国の宗教的な同質性・多様性を映し出している。

ひっかけポイント
「割合が低い=信者数が少ない」ではない。人口大国インドでは、2割弱のムスリムが実数では世界最大級になるという割合と実数の区別が核心。

選択肢の確認

①「図中の国々はすべて同じ階級に塗り分けられており、地域差は読み取れない」
誤り。
誤答理由: 図中の国々は3つの階級に塗り分けられており、宗教的同質性の地域差が明瞭に読み取れる。

②「Gは第1位の宗教の人口割合が80〜90%の階級にあり、多数を占めるヒンドゥー教のほかに世界有数のムスリム人口を抱えるインドにあたる」
正しい。
正解。Gのインドは第1位のヒンドゥー教が人口の約8割で80〜90%の階級にあたり、残る2割弱のムスリムは実数では約2億人と世界有数である。

③「Gは第1位の宗教の人口割合が90%以上の階級に塗り分けられている」
誤り。
誤答理由: Gは80〜90%の階級であり、90%以上ではない。ヒンドゥー教徒の割合約8割という基本数値から判断できる。

④「Gの国では、国内にヒンドゥー教徒以外の宗教の信者はまったく存在しない」
誤り。
誤答理由: インドにはムスリムのほかシク教・キリスト教・仏教などの信者もおり、ヒンドゥー教徒以外がいないという記述は誤り。

覚えるポイント

  • インドはヒンドゥー教徒が約8割
  • ムスリムは割合では少数でも実数は約2億人と世界有数
  • 割合と実数を区別して宗教統計を読む

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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