TK2-A05|地理総合・地理探究 対策問題
古期造山帯についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
古生代の造山運動で形成されたのち侵食が進んで低くなだらかな山脈となっており、アパラチア山脈やウラル山脈が代表で石炭の産地が多い
この問題のポイント
古期造山帯の形成時代・地形・資源の3点セットを問う。「古生代・なだらか・石炭」という組合せを新期造山帯と対比して覚えているかが鍵。
解説
古期造山帯は、古生代(約5億4千万〜2億5千万年前)の造山運動によって形成された山地である。造山運動が終わってから長い年月がたつため、侵食が進んで低くなだらかな山脈となっている。地殻変動もおおむね穏やかである。
代表例として、北アメリカ東部のアパラチア山脈、ヨーロッパとアジアの境をなすウラル山脈、オーストラリア東部のグレートディバイディング山脈などが挙げられる。
資源との対応では、石炭の産地が多いことが最大の特徴である。古生代の温暖な時代に繁茂した森林が地層中に埋もれて炭化したためで、アパラチア炭田などが有名である。「古期造山帯=石炭」「新期造山帯周辺=石油」「安定陸塊=鉄鉱石」という大地形と資源の対応は、資源分野でも繰り返し問われる基本知識である。
なお、天山山脈のように古期造山帯でも後の断層運動で再び隆起して高峻な山容を示す例外もあるが、原則は「低くなだらか」で判断してよい。
ひっかけポイント
「高く険しい・地震火山が活発」は新期造山帯の特徴であり、時代と地形の組合せの入れ替えが定番。資源はアルプス・ヒマラヤ級の新期ではなく古期=石炭という対応を確実に。
選択肢の確認
①「古生代の造山運動で形成されたのち侵食が進んで低くなだらかな山脈となっており、アパラチア山脈やウラル山脈が代表で石炭の産地が多い」
✅ 正しい。
正解。古期造山帯は古生代の造山運動で形成され、侵食により低くなだらかな山脈となっており、アパラチア・ウラルなど石炭の産地が多い。
②「中生代末以降の造山運動によって形成された、高く険しい山脈である」
❌ 誤り。
誤答理由: 中生代末以降の造山運動による高く険しい山脈は新期造山帯の説明である。
③「古期造山帯では現在も地震や火山活動が世界で最も活発である」
❌ 誤り。
誤答理由: 地震・火山活動が最も活発なのはプレート境界にあたる新期造山帯である。古期造山帯はおおむね安定している。
④「古期造山帯の山脈には、鉄鉱石よりも石油の埋蔵が特に集中している」
❌ 誤り。
誤答理由: 古期造山帯と結び付く資源は石炭である。石油は新期造山帯周辺の褶曲構造に多く、資源の対応を取り違えている。
覚えるポイント
- 古期造山帯=古生代形成、低くなだらか
- アパラチア・ウラル・グレートディバイディングが代表
- 石炭の産地が多い(大地形と資源の対応)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。