TK2-A06地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

新期造山帯についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

アルプス=ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯の2つの系列からなり、高く険しい山脈が連なって地震や火山活動が活発である

この問題のポイント

新期造山帯の2大系列と特徴を問う。「アルプス=ヒマラヤ」「環太平洋」という2つの帯の位置と、変動帯としての性格がわかれば解ける。

解説

新期造山帯は、中生代末から現在まで続く造山運動で形成された山地であり、現在も変動が続く変動帯にあたる。形成が新しく侵食の期間が短いため、高く険しい山脈が連なる。世界の新期造山帯は2つの系列にまとめられる。

  • アルプス=ヒマラヤ造山帯:ヨーロッパのアルプス山脈から、トルコ・イランの高原、ヒマラヤ山脈を経て、インドネシアの島々へと続く帯。大陸プレートの衝突を主因とする
  • 環太平洋造山帯アンデス山脈、ロッキー山脈、日本列島、フィリピン、ニュージーランドなど、太平洋を取り囲む帯。海洋プレートの沈み込みを主因とし、火山が特に多い
    これらの地帯はプレートの狭まる境界にほぼ一致し、世界の地震・火山の分布と重なる。日本で地震・火山災害が多いのは、環太平洋造山帯(変動帯)に位置するからである。
    また、褶曲構造に富む新期造山帯の周辺には石油の埋蔵が多く、ペルシャ湾岸はその代表とされる。

ひっかけポイント
古期造山帯(なだらか・アパラチア・ウラル)との特徴の入れ替えが定番。「2つの帯の名称と通る地域」を地図イメージで覚え、日本列島が環太平洋造山帯に属する点を確実にする。

選択肢の確認

①「新期造山帯は古生代の造山運動で形成され、長い侵食を受けて低くなだらかである」
誤り。
誤答理由: 古生代の形成となだらかな山容は古期造山帯の説明である。新期造山帯は中生代末以降の造山運動による。

②「新期造山帯の代表例は、アパラチア山脈とウラル山脈である」
誤り。
誤答理由: アパラチア山脈とウラル山脈は古期造山帯の代表である。新期の代表はアルプス・ヒマラヤ・アンデス・日本列島などである。

③「新期造山帯は地殻変動をほとんど受けないため、大きな地震が発生することはない」
誤り。
誤答理由: 新期造山帯は現在も変動が続く地帯であり、世界の地震の多くがここで発生する。地震がないという説明は正反対である。

④「アルプス=ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯の2つの系列からなり、高く険しい山脈が連なって地震や火山活動が活発である」
正しい。
正解。新期造山帯はアルプス=ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯の2系列からなり、高く険しい山脈と活発な地震・火山活動を特徴とする変動帯である。

覚えるポイント

  • 新期造山帯=アルプス=ヒマラヤと環太平洋の2系列
  • 高く険しく、地震・火山が活発な変動帯
  • 日本列島は環太平洋造山帯に属する

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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