TK2-A04|地理総合・地理探究 対策問題
安定陸塊にみられる地形についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
先カンブリア時代の岩盤が露出した楯状地と、その上にほぼ水平な地層が重なった卓状地からなり、長い侵食を受けた平坦な地形が広がる
この問題のポイント
安定陸塊の内部区分である楯状地と卓状地の違いを問う。「古い岩盤の露出=楯状地」「水平な地層の被覆=卓状地」という構造の違いがわかれば解ける。
解説
安定陸塊は、先カンブリア時代の造山運動以降、大きな地殻変動を受けていない大陸の中核部であり、数億年に及ぶ侵食によって起伏の小さい平坦な地形が広がる。内部構造から2つに分けられる。
楯状地は、先カンブリア時代の古い岩盤(基盤岩)がそのまま地表に露出している地域である。緩やかに盛り上がった形を伏せた楯にたとえた名称で、カナダ楯状地やバルト楯状地(スカンディナビア半島周辺)が代表である。氷河に削られた湖沼群を伴うことも多い。
卓状地は、基盤岩の上に古生代以降の地層がほぼ水平に堆積して覆っている地域である。テーブル(卓)のような平坦さが名称の由来で、ロシア卓状地などが代表である。地層が緩やかに傾いた地域では、硬い層が崖、軟らかい層が緩斜面となるケスタ地形が発達し、パリ盆地が有名である。
安定陸塊には鉄鉱石の大産地が多く、オーストラリア西部やブラジルが代表的である。
ひっかけポイント
楯状地と卓状地の構造の入れ替えが定番。「露出=楯状地、水平な地層の被覆=卓状地」と覚える。安定陸塊は変動が少ない地域であり、火山や弧状列島と結び付ける説明は誤り。
選択肢の確認
①「安定陸塊では地殻変動が活発なため、日本列島のような弧状列島が多く分布する」
❌ 誤り。
誤答理由: 弧状列島や活発な地殻変動は新期造山帯(変動帯)の特徴である。安定陸塊は変動の少ない地域である。
②「先カンブリア時代の岩盤が露出した楯状地と、その上にほぼ水平な地層が重なった卓状地からなり、長い侵食を受けた平坦な地形が広がる」
✅ 正しい。
正解。安定陸塊は古い基盤岩が露出する楯状地と、ほぼ水平な地層に覆われた卓状地からなり、長い侵食による平坦な地形が広がる。
③「楯状地は、現在も活発な火山活動によって溶岩が積み重なってできた地形である」
❌ 誤り。
誤答理由: 楯状地は先カンブリア時代の基盤岩が露出した侵食地形であり、現在の火山活動でできた溶岩の地形ではない。
④「卓状地は、新期造山帯の中で最も険しい山脈が連なる地域である」
❌ 誤り。
誤答理由: 卓状地は安定陸塊の平坦な地域であり、新期造山帯の険しい山脈という説明は大地形の区分を取り違えている。
覚えるポイント
- 楯状地=古い基盤岩が露出(カナダ・バルト)
- 卓状地=水平な地層が覆う。ケスタ地形はパリ盆地
- 安定陸塊は平坦で鉄鉱石の産地が多い
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。