TK2-A11|地理総合・地理探究 対策問題
サンゴ礁の地形についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
サンゴ礁は島を縁取る裾礁から、島との間に礁湖をもつ堡礁を経て、中央の島が沈んで礁だけが環状に残る環礁へと発達すると考えられている
この問題のポイント
サンゴ礁の3類型(裾礁・堡礁・環礁)の発達段階を問う。島の沈降に伴う「裾礁→堡礁→環礁」という順序がわかれば解ける。
解説
サンゴ礁は、造礁サンゴなどの生物の骨格が積み重なってできた石灰質の地形であり、水温がおおむね18度以上の暖かく浅い海、すなわち熱帯・亜熱帯の海域に発達する。
発達段階により3つに分類される。
- 裾礁:島や大陸の海岸を直接縁取るように発達した礁。日本の南西諸島のサンゴ礁はこの型である
- 堡礁:島が沈降(または海面が上昇)して、礁と島の間に礁湖(ラグーン)を挟むようになった型。オーストラリア北東岸の**グレートバリアリーフ(大堡礁)**が世界最大の例である
- 環礁:中央の島が完全に沈み、環状の礁だけが海面上に残った型。モルディブやツバル、マーシャル諸島など、太平洋・インド洋の島国に多い
この「島の沈降に伴う発達」という考え方はダーウィンが提唱したものである。環礁の島々は標高が数メートルしかなく、地球温暖化による海面上昇で国土の水没が危惧されている点も、現代の課題として頻出である。
ひっかけポイント
裾礁と環礁の定義の入れ替えが定番。「裾=海岸に接する、堡=礁湖を挟む、環=島が消えて輪だけ」という順で覚える。サンゴ礁は暖海の生物起源であり、土砂の堆積地形ではない。
選択肢の確認
①「サンゴ礁は水温の低い高緯度の海域ほどよく発達する」
❌ 誤り。
誤答理由: 造礁サンゴは水温約18度以上の暖かく浅い海で生育するため、サンゴ礁は熱帯・亜熱帯に発達する。高緯度ほど発達という説明は逆である。
②「環礁とは、島の海岸に直接くっついて発達したサンゴ礁のことをいう」
❌ 誤り。
誤答理由: 島の海岸に直接接して発達するのは裾礁である。環礁は中央の島が沈み、環状の礁だけが残った段階を指す。
③「サンゴ礁は河川が運んだ土砂が海底に堆積してできた地形である」
❌ 誤り。
誤答理由: サンゴ礁は造礁サンゴなどの生物の骨格からなる石灰質の地形であり、河川が運んだ土砂の堆積地形ではない。
④「サンゴ礁は島を縁取る裾礁から、島との間に礁湖をもつ堡礁を経て、中央の島が沈んで礁だけが環状に残る環礁へと発達すると考えられている」
✅ 正しい。
正解。サンゴ礁は島の沈降に伴い、海岸を縁取る裾礁から礁湖を挟む堡礁、島が沈んで環状に残る環礁へと発達すると考えられている。
覚えるポイント
- 発達順は裾礁→堡礁→環礁(島の沈降による)
- グレートバリアリーフは堡礁、モルディブ・ツバルは環礁
- 環礁の島国は海面上昇による水没の危機に直面
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。