TK2-B01地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

大気大循環についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

赤道付近では上昇気流により赤道低圧帯が形成されて多雨となり、緯度20〜30度付近では下降気流により亜熱帯高圧帯が形成されて乾燥する

この問題のポイント

大気大循環の基本構造を問う。「上昇気流=低圧帯=多雨」「下降気流=高圧帯=乾燥」という気流と降水の対応がわかれば解ける。

解説

地球規模の大気の流れ(大気大循環)は、緯度による太陽エネルギーの受け方の差から生じ、世界の降水量の分布を決めている。
赤道付近は最も強く熱せられるため上昇気流が卓越し、赤道低圧帯(熱帯収束帯)が形成される。上昇した空気は冷えて雲をつくるので多雨となり、熱帯雨林が育つ。
上空へ昇った大気は高緯度側へ流れ、緯度20〜30度付近で下降する。ここに亜熱帯(中緯度)高圧帯が形成され、下降気流では雲ができないため乾燥する。サハラ砂漠など回帰線付近の砂漠はこの高圧帯の産物である。
さらに高緯度側では、緯度60度付近に亜寒帯低圧帯、極に極高圧帯が位置する。低圧帯・高圧帯は交互に並び、「低圧帯=湿潤、高圧帯=乾燥」という原則で世界の降水分布を説明できる。これらの気圧帯は太陽の回帰とともに季節で南北に移動し、雨季・乾季(Aw)や夏乾燥(Cs)を生み出す。

ひっかけポイント
「上昇気流→雨、下降気流→乾燥」の因果を逆にした選択肢が定番。赤道=低圧帯・多雨、回帰線付近=高圧帯・乾燥という緯度との対応を確実にする。

選択肢の確認

①「赤道付近では下降気流が卓越するため、一年を通じて降水量が少ない」
誤り。
誤答理由: 赤道付近では強い日射による上昇気流が卓越し、低圧帯が形成されて多雨となる。下降気流・少雨という説明は正反対である。

②「緯度20〜30度付近の亜熱帯高圧帯では上昇気流が卓越し、世界で最も降水量が多い」
誤り。
誤答理由: 亜熱帯高圧帯は下降気流の場であり、雲ができにくく乾燥する。回帰線付近の砂漠はその産物であり、多雨という説明は逆である。

③「極付近には強い上昇気流による低圧帯が形成され、豪雨が頻発する」
誤り。
誤答理由: 極付近には冷たく重い空気による極高圧帯が形成され、降水は少ない。上昇気流の低圧帯・豪雨という説明は誤りである。

④「赤道付近では上昇気流により赤道低圧帯が形成されて多雨となり、緯度20〜30度付近では下降気流により亜熱帯高圧帯が形成されて乾燥する」
正しい。
正解。赤道付近は上昇気流による赤道低圧帯で多雨、緯度20〜30度付近は下降気流による亜熱帯高圧帯で乾燥する。大気大循環の基本構造である。

覚えるポイント

  • 赤道低圧帯=上昇気流・多雨、亜熱帯高圧帯=下降気流・乾燥
  • 気圧帯は赤道低圧帯・亜熱帯高圧帯・亜寒帯低圧帯・極高圧帯の並び
  • 気圧帯の季節移動が雨季・乾季をつくる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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