TK2-B02地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

恒常風についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ向かって貿易風が、亜熱帯高圧帯から高緯度側へ向かって偏西風が一年を通じて吹いている

この問題のポイント

恒常風の吹き出しの構造を問う。「高圧帯から低圧帯へ吹く」という原則と、貿易風・偏西風の向き・緯度帯の対応がわかれば解ける。

解説

恒常風は、気圧帯の配置に対応して一年を通じてほぼ同じ向きに吹き続ける地球規模の風である。風は高圧帯から低圧帯へ向かい、地球の自転の影響(転向力)で向きが曲げられる。
貿易風は、亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ向かう風で、北半球では北東風、南半球では南東風となる。帆船時代の交易に利用されたことが名称の由来である。
偏西風は、亜熱帯高圧帯から高緯度側の亜寒帯低圧帯へ向かう風で、南北半球とも西から東へ吹く。中緯度の上空では特に強いジェット気流が流れ、航空機の飛行時間にも影響する(日本からアメリカへ行く便の方が速い)。ヨーロッパ西岸の温和な気候(Cfb)は、偏西風が暖流の北大西洋海流の熱を運ぶことで生まれる。
極偏東風は極高圧帯から吹き出す東寄りの風である。
なお、季節によって向きが反転する風は**季節風(モンスーン)**であり、恒常風とは区別される。

ひっかけポイント
貿易風(低緯度・東寄り)と偏西風(中緯度・西寄り)の入れ替えが最頻出。「偏西風=西から東」という向きと、季節風との性格の違い(恒常か季節反転か)を確実にする。

選択肢の確認

①「偏西風は赤道に向かって東から西へ吹く風である」
誤り。
誤答理由: 偏西風は西から東へ吹く風である。赤道へ向かって東寄りに吹くのは貿易風であり、向きを取り違えている。

②「恒常風は季節によって風向きが正反対に入れ替わる風のことをいう」
誤り。
誤答理由: 季節によって風向きが反転するのは季節風(モンスーン)である。恒常風は一年を通じてほぼ同じ向きに吹く。

③「亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ向かって貿易風が、亜熱帯高圧帯から高緯度側へ向かって偏西風が一年を通じて吹いている」
正しい。
正解。貿易風は亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ、偏西風は亜熱帯高圧帯から高緯度側へ向かう恒常風であり、一年を通じて吹き続ける。

④「貿易風は中緯度の上空を西から東へ吹く風で、ジェット気流とも呼ばれる」
誤り。
誤答理由: 中緯度上空を西から東へ吹きジェット気流を伴うのは偏西風である。貿易風は低緯度で東寄りに吹く風である。

覚えるポイント

  • 貿易風=亜熱帯高圧帯→赤道、東寄りの風
  • 偏西風=亜熱帯高圧帯→高緯度、西から東へ(ジェット気流)
  • 季節で反転する季節風は恒常風ではない

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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