TK2-B03|地理総合・地理探究 対策問題
季節風(モンスーン)についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
大陸と海洋の暖まりやすさの違いによって生じる風で、夏は海洋から大陸へ湿った風が、冬は大陸から海洋へ乾いた風が吹く
この問題のポイント
季節風の成因と季節ごとの向きを問う。「夏=海から陸へ湿潤」「冬=陸から海へ乾燥」という反転の仕組みがわかれば解ける。
解説
季節風(モンスーン)は、大陸と海洋の暖まり方・冷え方の違いによって、季節ごとに向きが反転する風である。
夏は、大陸が海洋より早く熱せられて上昇気流が生じ、低圧部となった大陸へ海洋から湿った風が吹き込む。この風が多量の降水をもたらし、アジアの稲作を支えている。冬は逆に、冷え切った大陸に高気圧が発達し、大陸から海洋へ乾いた風が吹き出す。
季節風の影響が最も顕著なのがモンスーンアジアである。インドでは夏の南西モンスーンが雨季を、冬の北東モンスーンが乾季をもたらす。東アジアでは夏の南東季節風と冬の北西季節風が交代する。日本では、冬の北西季節風が日本海で水蒸気を吸収して日本海側に豪雪を降らせ、山を越えた太平洋側は乾燥した晴天となる。同じ国の中で正反対の冬の気候が生じるのは季節風と地形の合作である。
ケッペン気候区分のCwやAmの分布も、季節風による夏雨と結び付けて理解できる。
ひっかけポイント
夏と冬の風向きの逆転が定番の誤り。「夏は海から陸へ、だから夏に雨」という因果で覚える。一年中同じ向きの恒常風(貿易風・偏西風)との区別も問われる。
選択肢の確認
①「季節風の影響は海洋上にのみ現れ、大陸沿岸部の降水量とは関係がない」
❌ 誤り。
誤答理由: 季節風はモンスーンアジアの降水や日本海側の豪雪など、大陸沿岸部の気候を大きく左右している。海洋上のみという説明は誤りである。
②「大陸と海洋の暖まりやすさの違いによって生じる風で、夏は海洋から大陸へ湿った風が、冬は大陸から海洋へ乾いた風が吹く」
✅ 正しい。
正解。季節風は大陸と海洋の暖まり方の差で生じ、夏は海洋から大陸へ湿った風が吹いて雨季を、冬は大陸から乾いた風が吹いて乾季をもたらす。
③「季節風は一年を通じて同じ向きに吹き続ける恒常風の一種である」
❌ 誤り。
誤答理由: 季節風は季節ごとに向きが反転する風であり、一年中同じ向きの恒常風(貿易風・偏西風)とは区別される。
④「夏の季節風は大陸から海洋へ吹くため、アジアの夏は乾燥する」
❌ 誤り。
誤答理由: 夏は熱せられた大陸が低圧部となり、海洋から湿った風が吹き込む。だからアジアの夏は多雨になる。風向きと結果がともに逆である。
覚えるポイント
- 季節風=大陸と海洋の温度差で向きが反転する風
- 夏=海洋から大陸へ湿潤(雨季)、冬=大陸から乾燥
- 日本の冬は北西季節風で日本海側が豪雪になる
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。