KZ-R6HB-02地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(地理B)

図が題材とする南アジアの季節風(モンスーン)に関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-02の問題図版
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正解: 2

正解

南アジアでは夏に海洋から湿った南西の季節風が吹いて雨季となり、冬は大陸から乾いた北東の季節風が吹いて乾季となる

この問題のポイント

季節風の成因(海陸の比熱差)と、南アジアの雨季・乾季の対応を問う。

解説

季節風(モンスーン)は、季節によって向きがほぼ反対になる風で、大陸と海洋の暖まり方・冷え方の違いによって生じる。
夏は、大陸が海洋より強く熱せられて低圧部となり、海洋から大陸へ湿った風が吹き込む。南アジアでは
南西の季節風
がインド洋の水蒸気を運び、6〜9月の雨季をもたらす。ムンバイでは年降水量の大部分がこの数か月に集中し、世界有数の多雨都市となる。
冬は逆に、冷えた大陸に高気圧が発達し、大陸から海洋へ乾いた北東の季節風が吹き出して乾季となる。冬のムンバイは連日晴天で、日照時間が長い。
この風向の逆転は、稲作を中心とする南アジア・東南アジアの農業の暦を規定しており、モンスーンの遅れや弱まりは干ばつや凶作に直結する。夏の海風・冬の陸風という関係は、規模こそ違え東アジアの季節風にも共通する。

ひっかけポイント
雨季をもたらす風(夏の南西風)と乾季の風(冬の北東風)の入れ替えが定番。「夏=海から湿った風」と因果で覚える。

選択肢の確認

①「ムンバイでは一年を通じて降水量がほぼ一定である」
誤り。
誤答理由: ムンバイの降水は6〜9月の雨季に極端に集中し、乾季にはほとんど降らない。年中一定という記述は実態と正反対である。

②「南アジアでは夏に海洋から湿った南西の季節風が吹いて雨季となり、冬は大陸から乾いた北東の季節風が吹いて乾季となる」
正しい。
正解。南アジアでは夏に湿った南西の季節風が雨季を、冬に大陸からの乾いた北東の季節風が乾季をもたらす。

③「南アジアの雨季は、冬の北東季節風によってもたらされる」
誤り。
誤答理由: 雨季をもたらすのは夏の南西季節風である。冬の北東季節風は大陸からの乾いた風で、乾季に対応する。

④「季節風は、大陸と海洋の間の気圧配置の季節変化とは無関係に吹く」
誤り。
誤答理由: 季節風は大陸と海洋の暖まり方の違いによる気圧配置の季節変化そのものが原因であり、無関係という記述は成因の否定である。

覚えるポイント

  • 季節風は海陸の比熱差による気圧配置の逆転で生じる
  • 南アジアは夏の南西モンスーンで雨季、冬の北東モンスーンで乾季
  • モンスーンは稲作など農業の暦を左右する

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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