KZ-R6HB-03|地理総合・地理探究 対策問題
図は、カナダ、コロンビア、ボリビア、メキシコにおける洪水災害の時期別発生割合を示す(サ〜スは3〜5月、9〜11月、12〜2月のいずれかで、残る凡例は6〜8月)。図から考えられることとして最も適切なものはどれか。

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正解: 1
正解
高緯度のカナダでは融雪期にあたる春に、南半球に位置するボリビアでは夏にあたる12〜2月に洪水が集中すると考えられ、洪水の時期は各国の気候を反映している
この問題のポイント
洪水の発生時期の円グラフを、融雪・雨季・季節の南北逆転という気候の知識と結び付けて判読する問題。
解説
洪水は「大量の水が短期間に河川へ集まる」ことで起こるため、その時期は各国の気候カレンダーに従う。
カナダのような高緯度の国では、冬の間に積もった雪が春に一斉にとけて河川へ流れ込む融雪洪水が主要な型である。したがって洪水は3〜5月に集中する。真冬は水が凍結しているため大洪水は起こりにくい。
ボリビアは南回帰線付近の南半球に位置し、季節が北半球と逆転する。夏にあたる12〜2月が雨季となるため、この時期に洪水が集中する。
メキシコでは、夏から秋にかけての雨季とハリケーンの襲来が重なる6〜11月に洪水が多い。赤道に近いコロンビアは年間を通じて降水があり、発生時期は比較的分散する。
このように、同じ「洪水」という災害でも、その引き金(融雪・雨季・熱帯低気圧)は地域によって異なり、円グラフの偏りはそれを映している。
ひっかけポイント
南半球の国の雨季を北半球と同じ6〜8月と考える誤りが最頻出。ボリビアの夏は12〜2月である。
選択肢の確認
①「高緯度のカナダでは融雪期にあたる春に、南半球に位置するボリビアでは夏にあたる12〜2月に洪水が集中すると考えられ、洪水の時期は各国の気候を反映している」
✅ 正しい。
正解。カナダは春の融雪期、南半球のボリビアは夏にあたる12〜2月の雨季に洪水が集中すると考えられ、時期の偏りは気候を反映する。
②「4か国とも、洪水の発生時期の割合はまったく同じである」
❌ 誤り。
誤答理由: 4か国の円グラフの内訳は明確に異なっており、まったく同じという読みは図と矛盾する。
③「ボリビアの雨季は北半球の夏と同じ6〜8月が中心である」
❌ 誤り。
誤答理由: ボリビアは南半球に位置するため、雨季は夏にあたる12〜2月が中心である。6〜8月は北半球の夏である。
④「カナダでは真冬の12〜2月に洪水の発生が最も集中する」
❌ 誤り。
誤答理由: カナダの真冬は河川や雪が凍結しており大洪水は起こりにくい。洪水が集中するのは雪どけの春である。
覚えるポイント
- 高緯度の国は春の融雪洪水が中心
- 南半球では夏(12〜2月)に雨季の洪水が集中
- メキシコは夏〜秋のハリケーンと雨季が洪水期
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。