KZ-R7TB-01|地理総合・地理探究 対策問題
図は、2本の線に沿った月降水量の分布A・Bを示したものであり、凡例カとキは1月と7月のいずれかである。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
Aでは、カの時期に月200mmを超える降水がみられる場所でも、キの時期の降水量はごくわずかであり、季節によって多雨帯の位置が大きく変わることが読み取れる
この問題のポイント
線に沿った降水量の断面図から、多雨帯が季節によって移動するという大気大循環の基本を読み取る問題。
解説
この図は、地図上の線に沿って各地点の月降水量を並べた断面図であり、降水の多い場所が線上のどこにあるかを季節ごとに比べられる。
Aをみると、カの時期には特定の範囲に月200mmを超える降水の山があるのに対し、同じ場所のキの時期の降水量はごくわずかである。つまり、この場所では雨の降る季節と降らない季節がはっきり分かれている。Bでも、降水の山の位置や高さがカとキで異なっている。
このような降水の季節変化を生む主因が、赤道低圧帯(熱帯収束帯)の南北移動である。上昇気流が活発で雨をもたらす低圧帯は、太陽の回帰に伴って7月は北へ、1月は南へ移動する。低圧帯が近づく季節が雨季、離れて亜熱帯高圧帯に覆われる季節が乾季となる。
断面図の山の位置のずれは、この気圧帯の移動を可視化したものといえる。
ひっかけポイント
「熱帯は年中多雨」という思い込みに注意。赤道のすぐ外側では、多雨帯の移動により雨季と乾季が明瞭に交替する。
選択肢の確認
①「線上のすべての場所で、毎月400mm以上の降水がみられる」
❌ 誤り。
誤答理由: 降水量が0に近い場所も多く、すべての場所で毎月400mm以上という読みは成り立たない。
②「Aでは、カの時期に月200mmを超える降水がみられる場所でも、キの時期の降水量はごくわずかであり、季節によって多雨帯の位置が大きく変わることが読み取れる」
✅ 正しい。
正解。Aではカの時期に200mmを超える降水の山がある場所でも、キの時期はごくわずかであり、多雨帯の位置が季節で移動することを示す。
③「AとBのどの場所でも、降水量は季節によらずほぼ一定である」
❌ 誤り。
誤答理由: カとキの線は場所によって大きく離れており、季節によらず一定という読みは図と矛盾する。
④「カとキの降水量の差は、線上のどの場所でもまったくみられない」
❌ 誤り。
誤答理由: カの山とキの谷が同じ場所で重なるなど、両者の差が大きい場所が明瞭にみられる。
覚えるポイント
- 降水の断面図は多雨帯の位置の季節変化を読む
- 赤道低圧帯は7月に北へ、1月に南へ移動する
- 低圧帯の接近が雨季、高圧帯の支配が乾季をもたらす
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。