TK9-046地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

ある都市の雨温図には、一年を通じて月平均気温が26度前後でほぼ一定であり、月降水量は全ての月で150mmを超えるという特徴が表れている。この雨温図に当てはまる都市として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

シンガポール

この問題のポイント

雨温図の特徴を文章から読み取り、熱帯雨林気候(Af)の都市を特定する。「年較差がほぼない+全月多雨」という判読の決め手を問う。

解説

気温の年較差がほとんどなく(26度前後で一定)、全ての月で降水量が多いという組合せは、熱帯雨林気候(Af)の典型である。Afは最寒月平均気温18度以上(熱帯A)かつ最少雨月降水量60mm以上(f=年中湿潤)と定義され、赤道低圧帯の影響を年中受けて毎日のようにスコールが降る。
ほぼ赤道直下(北緯1度)に位置するシンガポールはAfの代表都市で、雨温図は「気温の線がほぼ水平、降水の棒が全月で高い」という一目で分かる形になる。
消去の確認をする。バンコクは同じ熱帯でも**サバナ気候(Aw)**で、雨季と乾季が明瞭に分かれ、冬の降水量がほぼゼロになる月がある。カイロは砂漠気候(BW)で降水の棒がほとんど立たない。ローマは地中海性気候(Cs)で夏に降水が減り、気温の年較差も大きい。
赤道直下の都市(クアラルンプールも同様)は「気温一定・全月多雨」で判別するのが定石である。

ひっかけポイント
同じ熱帯のシンガポール(Af)とバンコク(Aw)の判別が最頻出。乾季の有無、すなわち最少雨月の降水量に注目する。

選択肢の確認

①「ローマ」
誤り。
誤答理由: ローマは地中海性気候(Cs)で夏に乾燥し、気温の年較差も大きいため、気温一定・全月多雨という特徴に合わない。

②「シンガポール」
正しい。
正解。年較差がほぼなく全月150mm超の降水という特徴は熱帯雨林気候(Af)を示し、赤道直下のシンガポールが当てはまる。

③「バンコク」
誤り。
誤答理由: バンコクはサバナ気候(Aw)で雨季と乾季が明瞭であり、冬に降水がほぼない月が現れるため、全月多雨という特徴に合わない。

④「カイロ」
誤り。
誤答理由: カイロは砂漠気候(BW)で年降水量が約25mmしかなく、全月150mm超という特徴と正反対である。

覚えるポイント

  • Afは最少雨月60mm以上で年中多雨
  • 気温の年較差がほぼないのは赤道直下の特徴
  • シンガポールはAf、バンコクはAwの代表都市

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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