TK9-047|地理総合・地理探究 対策問題
ある都市の雨温図には、7月・8月の降水量が極めて少なく夏に乾燥する一方、11月から2月にかけて降水が多く、最寒月の平均気温は8度前後という特徴が表れている。この雨温図に当てはまる都市として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
ローマ
この問題のポイント
「夏乾燥・冬降水」という降水パターンから地中海性気候(Cs)を見抜き、代表都市に結び付けられるかを問う。
解説
夏に乾燥し冬に降水が集中するのは地中海性気候(Cs)だけの特徴であり、雨温図判読では最も判別しやすい型である。最寒月8度前後という温和さは温帯(C)であることを示し、北半球で7月・8月が乾季になっている点と合わせて、北半球のCsと決まる。
代表都市はローマである。夏は亜熱帯高圧帯に覆われて晴天が続き、冬は偏西風と低気圧の通り道になって雨が降る。この気候がオリーブ・ぶどうなどの地中海式農業と夏の観光を支えている。
消去の確認をする。パリとロンドンは**西岸海洋性気候(Cfb)で、降水量は年間を通じて平均しており「夏だけ極端に少ない」形にはならない。東京は温暖湿潤気候(Cfa)**で、梅雨と台風により夏側の降水がむしろ多く、Csとは降水の季節配分が逆である。
夏乾燥の理由(高圧帯の北上)まで説明できるようにしておくと、成因を問う設問にも対応できる。
ひっかけポイント
東京の雨温図と見比べさせ、降水の山が夏か冬かを確認させる型が定番。Csの乾季は必ず夏である点を外さない。
選択肢の確認
①「ローマ」
✅ 正しい。
正解。7月・8月に乾燥し冬に降水が集中する温帯は地中海性気候(Cs)であり、その代表都市はローマである。
②「パリ」
❌ 誤り。
誤答理由: パリは西岸海洋性気候(Cfb)で降水が年間を通じて平均しており、夏だけ極端に乾燥する形にはならない。
③「ロンドン」
❌ 誤り。
誤答理由: ロンドンもCfbで年中平均した降水を示し、夏乾燥・冬降水というCs型の配分にはならない。
④「東京」
❌ 誤り。
誤答理由: 東京は温暖湿潤気候(Cfa)で梅雨や台風により夏側に降水が多く、Csとは降水の季節が逆である。
覚えるポイント
- 夏乾燥・冬降水はCs(地中海性気候)のみ
- ローマ・アテネ・サンフランシスコなどが代表都市
- 成因は夏の亜熱帯高圧帯と冬の偏西風
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。