TK9-052地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

ある都市の雨温図には、夏は高温で月300mmを超える降水がある一方、冬は降水量が20mm以下の月が続いて乾燥し、最寒月の平均気温は15度前後という特徴が表れている。この雨温図に当てはまる都市として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

ホンコン

この問題のポイント

「夏多雨・冬乾燥」という季節風型の降水パターンから温暖冬季少雨気候(Cw)を見抜けるかを問う。

解説

最寒月15度前後は温帯(C)の範囲であり、夏に降水が集中し冬に乾燥するパターンは温暖冬季少雨気候(Cw)を示す。Cwはモンスーン(季節風)の影響が強い地域に分布し、夏は海からの湿った南東・南西の季節風で多雨、冬は大陸からの乾いた季節風で少雨となる。
代表的な分布地域は
中国南部からインド北部
にかけてで、ホンコンやハノイ、コルカタ周辺がこの型を示す。ホンコンの雨温図は夏の降水の棒が非常に高く、冬はごく低いという明瞭な山型になる。
消去の確認をする。東京も夏に降水が多いが、冬でも降水量50mm前後の月があり乾燥とまではいえず、**Cfa(温暖湿潤気候)**に区分される。シンガポールは全月多雨のAf。ウランバートルは乾燥帯(BS〜BW)で年間降水量自体が少ない。
CwとCfaの判別は「冬の降水がはっきり少ないかどうか」で行う。夏雨型の東アジアの都市判別の急所である。

ひっかけポイント
東京(Cfa)とホンコン(Cw)はどちらも夏多雨のため紛らわしい。冬の月降水量が極端に少なければCwと判定する。

選択肢の確認

①「ホンコン」
正しい。
正解。夏に月300mm超の多雨、冬は20mm以下の乾燥、最寒月15度前後という季節風型の特徴は温暖冬季少雨気候(Cw)を示し、ホンコンが当てはまる。

②「東京」
誤り。
誤答理由: 東京は夏に多雨だが冬にも50mm前後の降水があり、冬の極端な乾燥がみられないためCfaに区分され、この雨温図に合わない。

③「シンガポール」
誤り。
誤答理由: シンガポールは全月多雨のAfで、冬の乾燥という特徴が全くみられない。

④「ウランバートル」
誤り。
誤答理由: ウランバートルは乾燥帯の都市で年降水量自体が少なく、夏に月300mmを超える降水という特徴に合わない。

覚えるポイント

  • Cwは夏多雨・冬乾燥の季節風気候
  • 中国南部〜インド北部に分布、ホンコンが代表
  • 東京は冬にも降水がありCfaに区分される

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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