TK9-051|地理総合・地理探究 対策問題
ある都市の雨温図には、年間を通じて降水量がほとんどゼロに近く、夏の平均気温は28度を超え、気温の年較差も日較差も大きいという特徴が表れている。この雨温図に当てはまる都市として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
カイロ
この問題のポイント
降水がほぼない雨温図から砂漠気候(BW)を見抜き、アフリカの都市の気候の違いと対応させられるかを問う。
解説
年間を通じて降水がほとんどないのは砂漠気候(BW)の決定的な特徴である。乾燥帯では雲が少ないため日射と放射冷却がともに強く、日較差が大きいことも判読の手がかりになる。
エジプトのカイロはサハラ砂漠の東端、亜熱帯高圧帯の下に位置するBWの代表都市である。年降水量は約25mmしかなく、雨温図の降水の棒はほぼ見えない。ナイル川の外来河川に依存して都市と農業が成立している。
消去の確認をする。ラゴス(ナイジェリア)はギニア湾岸の熱帯で、降水量が非常に多い。ナイロビ(ケニア)は赤道直下だが標高約1700mの高原にあり、温和な気候で雨季がある。ケープタウン(南アフリカ)は地中海性気候(Cs)で、冬(7月)に降水がみられる。
アフリカの都市は「砂漠のカイロ、多雨のラゴス、高原のナイロビ、地中海性のケープタウン」と、気候の対比の材料としてセットで出題されやすい。
ひっかけポイント
「アフリカ=暑い」という大ざっぱなイメージを突き、降水量と標高の違いで都市を判別させる。ナイロビの高山性の温和さは特に頻出。
選択肢の確認
①「ケープタウン」
❌ 誤り。
誤答理由: ケープタウンは地中海性気候(Cs)で冬(7月)にまとまった降水があり、年中無降水という特徴に合わない。
②「カイロ」
✅ 正しい。
正解。年間を通じて降水がほぼなく日較差・年較差が大きいのは砂漠気候(BW)の特徴で、亜熱帯高圧帯下のカイロが当てはまる。
③「ラゴス」
❌ 誤り。
誤答理由: ラゴスはギニア湾岸の熱帯の都市で降水量が非常に多く、降水ほぼゼロという特徴と正反対である。
④「ナイロビ」
❌ 誤り。
誤答理由: ナイロビは赤道直下だが標高約1700mの高原都市で、温和な気候と雨季をもち、砂漠の雨温図には合わない。
覚えるポイント
- 降水がほぼゼロの雨温図はBW(砂漠気候)
- カイロは亜熱帯高圧帯下のBW代表都市
- ナイロビは赤道直下でも高原のため温和
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。