TK9-053地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

ある都市の雨温図には、7月前後に降水が多く1月前後は乾燥し、最寒月(7月)の平均気温は12度前後で温和という特徴が表れている。この雨温図に当てはまる都市として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

ケープタウン

この問題のポイント

南半球の地中海性気候(Cs)の雨温図を判読できるかを問う。半球の判定と降水パターンの判定を組み合わせる総合問題である。

解説

まず気温をみると、7月が最寒月なので南半球の都市である。次に降水をみると、冬(7月)に多く夏(1月)に乾燥しているから、「夏乾燥・冬降水」の地中海性気候(Cs)と判定できる。
南半球のCsの代表都市が、南アフリカ南西端の
ケープタウン
と、オーストラリア南西部のパースである。どちらも緯度30〜35度の大陸西岸にあり、夏は亜熱帯高圧帯、冬は偏西風の影響を受けるという成因は北半球の地中海沿岸と全く同じで、ぶどうやワインの産地となっている点まで共通する。
消去の確認をする。ローマは同じCsだが北半球なので、乾燥するのは7月であり気温の形も逆になる。シドニーは南半球だがCfa(温暖湿潤気候)で年中降水がある。ナイロビは赤道直下の高原都市で、年較差がほとんどない。
南半球のCsは「北半球のCsの雨温図を半年ずらした形」と理解しておくと、初見の雨温図にも対応できる。

ひっかけポイント
「冬に雨が多い」という記述だけ見てCsでないと誤解しやすい。南半球では7月が冬であることを踏まえ、季節に読み替えて判定する。

選択肢の確認

①「ローマ」
誤り。
誤答理由: ローマは北半球のCsで、乾燥するのは7月であり、この雨温図とは気温・降水の季節配分が半年ずれている。

②「シドニー」
誤り。
誤答理由: シドニーは南半球だが温暖湿潤気候(Cfa)で年中降水があり、夏の明瞭な乾燥という特徴に合わない。

③「ナイロビ」
誤り。
誤答理由: ナイロビは赤道直下の高原都市で気温の年較差がほとんどなく、最寒月7月という明瞭な季節変化がみられない。

④「ケープタウン」
正しい。
正解。最寒月が7月である点から南半球、冬(7月)に降水が集中し夏(1月)に乾燥する点からCsと判定でき、南半球のCs代表都市ケープタウンが当てはまる。

覚えるポイント

  • 最寒月7月は南半球のサイン
  • 南半球のCs代表はケープタウンとパース
  • 成因(夏の高圧帯・冬の偏西風)は北半球と同じ

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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