TK9-054地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

年降水量が250〜500mm程度で樹木は育たず丈の短い草原が広がり、肥沃な黒色の土壌が分布して小麦栽培や牧畜が行われる気候区として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

ステップ気候(BS)

この問題のポイント

降水量・植生・土壌の組合せからステップ気候を特定する。乾燥帯の2区分(BWとBS)の判別と黒土の知識が軸。

解説

乾燥帯(B)は降水量によって2つに分かれる。降水がほとんどない砂漠気候(BW)と、年降水量250〜500mm程度で丈の短い草原が広がるステップ気候(BS)である。ステップとは樹木のない短草草原を指し、砂漠の周辺を取り巻くように分布する。
BSの重要な特徴が
肥沃な黒色土
である。草が枯れて腐植として蓄積するため、ウクライナからロシア南部のチェルノーゼム、北アメリカのプレーリー土など、世界有数の肥沃な土壌が形成され、世界的な小麦地帯となっている。やや乾燥する地域では遊牧や企業的放牧が行われる。
消去の確認をする。BWは植生がほぼなく農業は外来河川やオアシスに限られる。Csは温帯で硬葉樹がみられる。ETは寒帯でコケ類が中心であり、樹木がない点は共通するが原因が低温である点が異なる。
「樹木なし」の理由が乾燥か低温かを区別することが、植生から気候区を判定する問題の定石である。

ひっかけポイント
「草原・黒土・小麦」とくればBSと即断してよい。同じ無樹木でも低温が原因のETと混同しない。

選択肢の確認

①「地中海性気候(Cs)」
誤り。
誤答理由: 地中海性気候(Cs)は温帯でオリーブなどの硬葉樹がみられ、無樹木の草原という記述に合わない。

②「ツンドラ気候(ET)」
誤り。
誤答理由: ツンドラ気候(ET)も樹木は育たないが、その原因は低温であり、植生はコケ類・地衣類で黒土や小麦栽培はみられない。

③「ステップ気候(BS)」
正しい。
正解。年降水量250〜500mm程度の短草草原と、チェルノーゼムなどの肥沃な黒色土、小麦栽培という組合せはステップ気候(BS)の特徴である。

④「砂漠気候(BW)」
誤り。
誤答理由: 砂漠気候(BW)は降水がほとんどなく植生もほぼみられない。草原と黒土が広がるという記述に合わない。

覚えるポイント

  • BSは年降水量250〜500mm程度の短草草原
  • チェルノーゼムなど肥沃な黒土で小麦栽培
  • 樹木がない理由が乾燥ならB、低温ならE

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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