TK8-024地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

アメリカ合衆国の年降水量と農業の関係の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

ほぼ西経100度に沿う年降水量500ミリメートルの線を境に、東の農耕地帯と西の放牧地帯に分かれる

この問題のポイント

西経100度線の意味を問う。年降水量500ミリメートルの境界=農耕と放牧の境界という自然条件と土地利用の対応が判断軸。

解説

アメリカの農業分布を理解する鍵が、西経100度の経線である。この線は年降水量500ミリメートルの等値線とほぼ重なり、農業の東西の大きな境界となっている。
東側は降水量が500ミリメートルを超え、耕作(農耕)が可能である。プレーリーからミシシッピ川流域にかけて、とうもろこし・大豆・冬小麦などの大農業地帯が展開する。
西側のグレートプレーンズから山岳地帯は降水量が少なく、伝統的に
肉牛の放牧
が中心となってきた。ただし、地下のオガララ帯水層をくみ上げるセンターピボット灌漑の普及で、乾燥地でも小麦や飼料作物の栽培が可能になり、フィードロット(肥育場)での牛の肥育と結びついている。一方で地下水の枯渇が深刻な課題である。
「降水量の等値線が土地利用の境界になる」という自然と農業の対応は、適地適作の典型例として地図・統計問題で繰り返し問われる。

ひっかけポイント
西経100度の西=乾燥・放牧、東=湿潤・農耕という対応の逆転に注意。500ミリメートルという数値もセットで覚える。

選択肢の確認

①「西経100度以西は多雨で、稲作が盛んである」
誤り。
誤答理由: 西経100度以西は乾燥地帯で、多雨と稲作という説明は正反対である。

②「降水量は農業の分布とは無関係である」
誤り。
誤答理由: 降水量は耕作の可否を左右する最重要の条件で、農業分布と密接に関係している。

③「ほぼ西経100度に沿う年降水量500ミリメートルの線を境に、東の農耕地帯と西の放牧地帯に分かれる」
正しい。
正解。西経100度はほぼ年降水量500ミリメートル線と重なり、東の農耕地帯と西の放牧地帯の境界となっている。

④「アメリカでは全土で降水量が均一なため、農業の地域差はない」
誤り。
誤答理由: アメリカの降水量は東部で多く西部内陸で少ないという明瞭な地域差があり、農業の分布を規定している。

覚えるポイント

  • 西経100度≒年降水量500ミリメートル線
  • 東は農耕(とうもろこし・大豆・小麦)、西は放牧
  • 西側はセンターピボット灌漑で耕地化も進む

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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