TK-D1-01|地理総合・地理探究 対策問題
アメリカ合衆国の農業についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
自然条件に応じて各地域で最も適した作物を栽培する適地適作が行われ、大型機械を用いた企業的な農業経営が特徴である
この問題のポイント
アメリカ農業の2大特徴である適地適作と企業的経営を問う。「地域ごとに最適な作物」「大規模・機械化・輸出大国」という骨格がわかれば解ける。
解説
アメリカ合衆国の農業の特徴は、第一に適地適作である。広大な国土の気候・土壌条件に応じて、各地域が最も適した作物に特化している。
- 五大湖周辺:冷涼な気候と大消費地に対応した酪農
- 中西部(コーンベルト):とうもろこし・大豆の栽培と家畜飼育
- グレートプレーンズなど年降水量500ミリ前後の地域:小麦の企業的栽培
- 南部(かつてのコットンベルト):綿花
- 西部の乾燥地域:放牧、カリフォルニア:地中海式農業
第二に、企業的な経営である。一戸あたりの耕地は日本と比べてけた違いに広く、大型機械や航空機、GNSSを利用した精密農業まで導入して、少ない労働力で大量に生産する。労働生産性は世界最高水準にある。
その結果、アメリカは小麦・とうもろこし・大豆などの世界有数の農産物輸出国となり、穀物メジャーと呼ばれる巨大企業が流通を握る。輸出力は外交にも影響し「食料は武器」といわれることもある。
ひっかけポイント
適地適作は「地域ごとに異なる作物」であり、全国同一作物という説明は定義の逆。アメリカは輸入依存ではなく世界最大級の農産物輸出国である。
選択肢の確認
①「アメリカ合衆国は農産物の大部分を輸入に依存しており、輸出はほとんど行っていない」
❌ 誤り。
誤答理由: アメリカは小麦・とうもろこし・大豆などの世界有数の農産物輸出国であり、輸入依存という説明は正反対である。
②「自然条件に応じて各地域で最も適した作物を栽培する適地適作が行われ、大型機械を用いた企業的な農業経営が特徴である」
✅ 正しい。
正解。アメリカの農業は自然条件に応じた適地適作と、大型機械を用いた大規模で企業的な経営を特徴とし、労働生産性が極めて高い。
③「一戸あたりの耕地が狭く、家族の労働力に頼る労働集約的な零細経営が中心である」
❌ 誤り。
誤答理由: アメリカの農業経営は一戸あたりの耕地が広大で機械化された企業的経営が中心であり、零細な労働集約経営はアジアの稲作などの特徴である。
④「適地適作とは、全国のすべての地域で同じ作物を栽培することをいう」
❌ 誤り。
誤答理由: 適地適作は地域ごとに最も適した作物へ特化することであり、全国で同じ作物を栽培するという説明は定義の逆である。
覚えるポイント
- 適地適作=自然条件に応じた地域別の専門化
- 大型機械による企業的経営で労働生産性が極めて高い
- 小麦・とうもろこし・大豆の世界有数の輸出国
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。