TK-D1-02地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

アフリカの経済についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

特定の鉱産資源や農産物の輸出に依存するモノカルチャー経済の国が多く、国際価格の変動によって国の経済が左右されやすい

この問題のポイント

アフリカ地誌の基本構図を問う。「モノカルチャー経済の定義とその弱点」「植民地支配の遺産としての直線的国境」という2点がわかれば解ける。

解説

アフリカの多くの国は、特定の一次産品(鉱産資源や農産物)の輸出に国の経済を依存するモノカルチャー経済の構造をもつ。ザンビアの銅、ナイジェリアの原油、コートジボワールやガーナのカカオ豆、エチオピアやケニアのコーヒー・茶などが代表である。
この構造は植民地時代に、宗主国向けの資源・作物の供給地として開発されたことに起源をもつ。一次産品の国際価格は変動が大きいため、価格が下落すると輸出収入が急減し、国家財政や国民生活が直撃される。これがモノカルチャー経済の最大の弱点であり、産業の多角化が各国の課題となっている。
また、アフリカの国境線の多くは植民地時代に緯線・経線などを用いて民族の分布を無視して直線的に引かれた。このため独立後も国内に多数の民族を抱え、民族対立や紛争の一因となってきた。
人口面では、アフリカは世界で最も人口増加率が高い地域であり、減少とは正反対の局面にある。

ひっかけポイント
モノカルチャーは「単一品目への依存」であり、多様な輸出とする定義のすり替えに注意。国境は民族分布を「無視」して引かれた点、人口は「急増」している点も逆向きの選択肢が定番。

選択肢の確認

①「特定の鉱産資源や農産物の輸出に依存するモノカルチャー経済の国が多く、国際価格の変動によって国の経済が左右されやすい」
正しい。
正解。アフリカには特定の一次産品の輸出に依存するモノカルチャー経済の国が多く、国際価格の変動が国家財政を直撃しやすい。

②「モノカルチャー経済とは、多様な工業製品をバランスよく輸出する経済構造をいう」
誤り。
誤答理由: モノカルチャー経済は特定の品目への依存を指す言葉であり、多様な品目のバランスのよい輸出という説明は定義の正反対である。

③「アフリカの多くの国の国境線は、民族の分布に沿って厳密に引かれている」
誤り。
誤答理由: アフリカの国境の多くは植民地時代に民族分布を無視して直線的に引かれ、これが民族対立の一因となってきた。

④「アフリカ全体の人口は少子化によって急速に減少している」
誤り。
誤答理由: アフリカは世界で最も人口増加率の高い地域であり、少子化による急減という説明は事実に反する。

覚えるポイント

  • モノカルチャー経済=特定の一次産品への依存、価格変動に弱い
  • 起源は植民地時代の開発、産業多角化が課題
  • 直線的国境は民族対立の一因。人口は世界最速で増加

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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