TK7-030地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

ベトナムの経済政策について述べた文として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

1986年から始まったドイモイ(刷新)政策によって市場経済化と対外開放が進み、コーヒー栽培や電子機器の輸出が拡大した

この問題のポイント

社会主義国ベトナムの市場経済化政策「ドイモイ」の内容と、その後の輸出産業の成長を問う。

解説

ベトナムは社会主義体制のもとで経済が停滞していたが、1986年に「刷新」を意味するドイモイ政策を打ち出し、市場経済の導入と対外開放へと転換した。中国の改革開放と並ぶ、社会主義国の経済改革の代表例である。
農業では個別経営が認められて生産が伸び、ベトナムは米の輸出国へと転じた。中部高原などで栽培が拡大したコーヒー(ロブスタ種)は、ブラジルに次ぐ世界第2位の生産量となった。
工業では、安価で豊富な労働力を求めて日本・韓国などの外国企業が進出し、縫製業スマートフォンなど電子機器の組立・輸出が急成長した。中国の賃金上昇を受けて生産拠点を中国からベトナムへ移す動きも追い風となった。ホーチミンとハノイの二大都市を軸に、工業団地の整備が進んでいる。

ひっかけポイント
ドイモイは「集団化の強化」ではなく市場経済化・対外開放の政策。コーヒー生産世界2位、米の輸出国という農業統計もベトナムの判別点として頻出。

選択肢の確認

①「ドイモイ政策は韓国で実施された工業化政策である」
誤り。
誤答理由: ドイモイはベトナムの政策である。韓国の高度成長は輸出指向型工業化によるもので、政策名が異なる。

②「ベトナムは現在も外国企業の進出を全面的に認めていない」
誤り。
誤答理由: ドイモイ以降のベトナムは外資を積極的に受け入れており、日本や韓国の企業が多数進出している。

③「1986年から始まったドイモイ(刷新)政策によって市場経済化と対外開放が進み、コーヒー栽培や電子機器の輸出が拡大した」
正しい。
正解。ドイモイは1986年開始の市場経済化・対外開放政策で、コーヒーは世界2位となり、電子機器や縫製品の輸出が拡大した。

④「ドイモイ政策は農業の集団化を強化する政策であり、市場経済の導入を禁止した」
誤り。
誤答理由: ドイモイは集団化の強化ではなく、市場経済の導入と対外開放への転換を図る政策である。方向が逆である。

覚えるポイント

  • ドイモイは1986年開始の市場経済化・対外開放政策
  • コーヒー生産は世界2位、米も主要輸出品
  • 外資進出で電子機器・縫製業の輸出が拡大

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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