TK9-043|地理総合・地理探究 対策問題
プラチナやクロムなどの希少金属(レアメタル)の生産が世界最大級で、金の産出でも長く世界を主導し、1990年代に人種隔離政策を撤廃し、BRICSの一員としてアフリカ最大級の工業力をもつ国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
南アフリカ共和国
この問題のポイント
鉱産資源の種類と歴史・国際的枠組みからアフリカの国を特定する。「プラチナ+アパルトヘイト撤廃+BRICS」の組合せが決め手。
解説
南アフリカ共和国はプラチナ(白金)の生産世界一で、クロム・マンガンなどのレアメタル、金・ダイヤモンド・石炭にも恵まれた世界屈指の資源国である。ヨハネスバーグ周辺の金鉱発見が近代化の出発点だった。
歴史面では、少数の白人が多数の黒人を支配するアパルトヘイト(人種隔離政策)を長くとり、国際的な経済制裁を受けたが、1990年代前半に撤廃され、マンデラ大統領のもとで全人種参加の政権が成立した。
現在はBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)の一員で、自動車工業などアフリカ最大級の工業力をもつ。一方で人種間の経済格差や高い失業率が課題として残る。
消去の確認として、ナイジェリアは原油の国、ザンビアは銅(カッパーベルト)、ボツワナはダイヤモンドが特徴で、プラチナ世界一とBRICSの記述に合わない。
ひっかけポイント
アフリカの資源国の「資源の種類」の対応(南ア=プラチナ・金、ザンビア=銅、ボツワナ=ダイヤ、ナイジェリア=原油)を入れ替える誤答が定番。
選択肢の確認
①「南アフリカ共和国」
✅ 正しい。
正解。プラチナ生産世界一、金・レアメタルの産出、1990年代のアパルトヘイト撤廃、BRICSの一員という組合せは南アフリカ共和国である。
②「ナイジェリア」
❌ 誤り。
誤答理由: ナイジェリアは原油輸出国であり、プラチナやアパルトヘイト撤廃の歴史、BRICS加盟という条件のいずれにも合わない。
③「ザンビア」
❌ 誤り。
誤答理由: ザンビアは銅(カッパーベルト)に依存する内陸国で、プラチナ世界一でもBRICSの一員でもない。
④「ボツワナ」
❌ 誤り。
誤答理由: ボツワナはダイヤモンドの生産が経済の柱の内陸国で、プラチナ世界一やアフリカ最大級の工業力という条件に合わない。
覚えるポイント
- 南アフリカはプラチナ生産世界一のレアメタル大国
- アパルトヘイトを1990年代に撤廃
- BRICSの一員でアフリカ最大級の工業国
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。