TK9-029地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

1980年代後半からドイモイ(刷新)政策で市場経済化を進め、コーヒー豆の生産量は世界2位となり、機械類や衣類の輸出が伸びている社会主義国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

ベトナム

この問題のポイント

経済政策の固有名詞と農産物統計から東南アジアの国を特定する。「ドイモイ」と「コーヒー世界2位」という2つの決め手を問う。

解説

ドイモイ(刷新)政策は、社会主義国ベトナムが1986年から進めた市場経済導入政策の名称であり、この固有名詞だけで国が確定する。
統計面の裏付けとして、ベトナムは中部高原でのコーヒー栽培(主にロブスタ種)が拡大し、コーヒー豆の生産量はブラジルに次ぐ世界2位となった。米の輸出も世界上位である。工業面では、安価な労働力を求めて日本・韓国などの外資が進出し、機械類・衣類・履物の輸出が急増している。中国の賃金上昇を受けた生産移転先(チャイナプラスワン)の代表でもある。
消去の確認として、タイは社会主義国ではなく自動車産業が特徴。ミャンマーは軍政と民政の間で揺れ、外資進出が停滞している。カンボジアは縫製業が中心だがコーヒー世界2位ではない。社会主義国という政治体制と農産物統計の掛け合わせで確実に絞れる。

ひっかけポイント
コーヒー生産は「1位ブラジル・2位ベトナム」の順位が頻出。東南アジア=コーヒーの連想が薄い受験生を突く統計である。

選択肢の確認

①「ベトナム」
正しい。
正解。ドイモイ(刷新)政策で市場経済化を進めた社会主義国で、コーヒー生産世界2位、外資進出による機械類・衣類の輸出増はベトナムである。

②「タイ」
誤り。
誤答理由: タイは社会主義国ではなく、ドイモイ政策とも無関係である。輸出の特徴は自動車産業の集積にある。

③「ミャンマー」
誤り。
誤答理由: ミャンマーは軍政の影響で外資進出が停滞しており、コーヒー世界2位でもドイモイ政策の国でもない。

④「カンボジア」
誤り。
誤答理由: カンボジアは縫製業中心の国で、ドイモイは隣国ベトナムの政策である。コーヒー生産世界2位にも当てはまらない。

覚えるポイント

  • ドイモイ政策はベトナムの市場経済化政策
  • コーヒー生産世界2位、米輸出も上位
  • 外資進出で機械類・衣類の輸出が急増

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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