TK9-016|地理総合・地理探究 対策問題
一人当たりGNIが世界最高水準で、輸出の中心は機械類・医薬品・時計であり、ドイツ語やフランス語など複数の公用語をもつヨーロッパの内陸国。この統計の特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
スイス
この問題のポイント
貿易品目・所得水準・言語という複数の統計を組み合わせて国を特定する、共通テスト定番の統計判読問題。決め手となる指標を見抜けるかが軸。
解説
統計から国を当てる問題は、最も個性的な指標から絞るのが定石である。
この問題の決め手は3つある。第一に一人当たりGNIが世界最高水準(約9万ドル超)であること。第二に輸出品が医薬品・時計という高付加価値品に特化していること。第三にドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の4公用語をもつことである。この組合せはスイスにしか当てはまらない。
スイスは資源に乏しい山岳の内陸国だが、精密機械・製薬・金融など知識集約型産業に特化して高所得を実現した。永世中立国でEUに加盟していないことも特徴である。
他の選択肢は、オーストリアが内陸国だが公用語はドイツ語のみ、ベルギーは複数言語国だが北海に面した沿岸国、スウェーデンも沿岸国で公用語は一つである。「内陸国」と「複数公用語」の掛け合わせで消去できる。
ひっかけポイント
「ヨーロッパの高所得国」だけでは絞れないように選択肢が組まれる。言語構成や内陸国か否かなど、地誌的特徴との掛け合わせで判定する。
選択肢の確認
①「スイス」
✅ 正しい。
正解。一人当たりGNI世界最高水準、機械類・医薬品・時計の輸出、4つの公用語をもつ内陸国という組合せはスイスにのみ当てはまる。
②「オーストリア」
❌ 誤り。
誤答理由: オーストリアも内陸の高所得国だが、公用語はドイツ語のみで、時計や医薬品への輸出特化という特徴も合わない。
③「ベルギー」
❌ 誤り。
誤答理由: ベルギーは複数言語(オランダ語・フランス語など)の国だが、北海に面した沿岸国であり内陸国という条件に合わない。
④「スウェーデン」
❌ 誤り。
誤答理由: スウェーデンはバルト海に面した沿岸国で公用語はスウェーデン語であり、複数公用語の内陸国という条件に合わない。
覚えるポイント
- スイスは機械・医薬品・時計の高付加価値輸出
- 4つの公用語をもつ内陸国でEU非加盟
- 統計判読は最も個性的な指標から絞るのが定石
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。