TK9-033|地理総合・地理探究 対策問題
発電量に占める風力発電の割合が世界最高水準で、酪農や豚肉の生産などの畜産が盛んであり、医薬品や風力発電機が輸出の上位を占める北ヨーロッパの国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
デンマーク
この問題のポイント
エネルギー構成の統計から国を特定する問題。風力・水力・原子力など発電構成は国の判別に使われる頻出指標である。
解説
デンマークは平坦な国土に偏西風が吹き付ける風況を生かし、風力発電が発電量の5割前後を占める世界最高水準の風力大国である。風力発電機の製造でも世界的な企業をもち、輸出品目にも現れる。農業では酪農・養豚が盛んで、バター・チーズ・豚肉の輸出国として知られ、近年は医薬品が輸出の首位を占める。
エネルギー構成による国の判別は定石化している。
- 風力中心:デンマーク
- 水力がほとんど:ノルウェー(9割超)
- 原子力の比率が特に高い:フランス(約7割)
- 地熱の比率が高い:アイスランド、ニュージーランド、ケニアなど
消去の確認として、オランダは園芸農業と天然ガスの国で風力5割ではない。ノルウェーは水力、スウェーデンは水力と原子力の組合せが特徴である。北欧の国々は発電構成で明確に区別できる。
ひっかけポイント
「風車の国」のイメージでオランダを選ばせる引っかけが定番。現代の風力発電比率世界最高水準はデンマークである。
選択肢の確認
①「スウェーデン」
❌ 誤り。
誤答理由: スウェーデンの発電は水力と原子力の組合せが中心で、風力5割という条件に合わない。輸出も機械・自動車が中心である。
②「デンマーク」
✅ 正しい。
正解。風力発電が発電量の5割前後と世界最高水準で、酪農・養豚が盛んで医薬品が輸出上位を占めるのはデンマークである。
③「オランダ」
❌ 誤り。
誤答理由: オランダは風車のイメージが強いが、それは干拓の排水用の歴史であり、発電の風力比率5割・酪農と養豚の輸出国という統計はデンマークのものである。
④「ノルウェー」
❌ 誤り。
誤答理由: ノルウェーの発電は9割前後が水力であり、風力中心という条件に合わない。輸出も原油・天然ガスが中心である。
覚えるポイント
- デンマークは風力発電比率が世界最高水準
- 酪農・養豚が盛んで医薬品も輸出上位
- 発電構成(水力・原子力・風力・地熱)は国の判別指標
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。