TK9-037地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

外国人観光客の受け入れ数が世界一で、EU最大の農業国として小麦の輸出が多く、発電量の約7割を原子力が占める国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

フランス

この問題のポイント

観光統計・農業統計・発電構成という3系統の統計の組合せで国を特定する。「原子力約7割」という際立った指標が決め手。

解説

最も強い決め手は発電量の約7割を原子力が占めることで、これは世界でもフランスだけの特徴である。石油危機後に国策として原子力発電を推進した結果であり、エネルギー統計の判読で必ず覚えるべき数値である。
観光では、パリや地中海岸、歴史的な地方都市を抱え、外国人観光客受け入れ数世界一(年間約1億人)を長く維持している。2位以下にはスペイン・アメリカが続く。
農業では、パリ盆地を中心とする肥沃な農地をもつEU最大の農業国で、小麦の輸出は世界上位、ぶどう・ワインの生産でも世界最大級である。食料自給率は100パーセントを大きく超える。
消去の確認として、スペインは観光客数世界2位だが原子力7割ではない。イタリアは原子力発電を国民投票で廃止した国。ドイツも2023年に原子力発電を全廃しており、発電構成の記述で明確に消去できる。

ひっかけポイント
観光客数の1位フランスと2位スペインの混同を狙う。原子力約7割という発電構成を添えられたらフランスで確定する。

選択肢の確認

①「ドイツ」
誤り。
誤答理由: ドイツは2023年に原子力発電を全廃しており、発電構成の記述に合わない。観光客数世界一でもない。

②「フランス」
正しい。
正解。外国人観光客受け入れ数世界一、EU最大の小麦輸出国、発電の約7割が原子力という3つの統計がそろうのはフランスだけである。

③「スペイン」
誤り。
誤答理由: スペインは観光客数世界2位の観光大国だが、原子力7割という発電構成でも、EU最大の小麦輸出国でもない。

④「イタリア」
誤り。
誤答理由: イタリアは国民投票で原子力発電を廃止した国であり、原子力約7割という条件と正反対である。

覚えるポイント

  • フランスは外国人観光客受け入れ数世界一
  • 発電量の約7割が原子力(世界で突出)
  • EU最大の農業国で小麦輸出上位

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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