TK9-027地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

一人当たりGNIがアジアで最高水準の都市国家で、中継貿易と金融業で発展し、中華系住民が人口の多数を占める多民族国家であり、ほぼ赤道直下に位置する国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

シンガポール

この問題のポイント

所得水準・産業構造・民族構成から東南アジアの国を特定する。「都市国家」「中継貿易」という他にない特徴の見極めが軸。

解説

シンガポールは淡路島ほどの面積しかない都市国家で、マラッカ海峡の出入口という海上交通の要衝に位置する。この立地を生かした中継貿易で発展し、現在は金融・情報通信・石油精製・ハイテク産業の拠点として、一人当たりGNIは日本を上回るアジア最高水準にある。アジアNIESの一つでもある。
民族構成は中華系が約4分の3を占め、マレー系・インド系が続く多民族国家で、英語・中国語・マレー語・タミル語の4言語が公用語である。気候はほぼ赤道直下の熱帯雨林気候(Af)である。
消去の確認として、マレーシアはマレー系が多数でブミプトラ政策をとる中所得国。ブルネイは原油・天然ガスで高所得だが都市国家でも中華系多数でもない。インドネシアは人口約2.8億の大国でイスラム教徒が多数を占める。

ひっかけポイント
「高所得の小国」でブルネイと迷わせる型が多い。ブルネイは資源依存、シンガポールは中継貿易・金融という発展の仕方の違いで判別する。

選択肢の確認

①「ブルネイ」
誤り。
誤答理由: ブルネイは原油・天然ガスの輸出で高所得を得る国であり、中継貿易・金融による発展や中華系多数という特徴に合わない。

②「インドネシア」
誤り。
誤答理由: インドネシアは人口約2.8億の島国でイスラム教徒が多数を占め、都市国家という条件に全く合わない。

③「シンガポール」
正しい。
正解。マラッカ海峡の要衝に位置する都市国家で、中継貿易と金融で発展し、中華系が約4分の3を占めるアジア最高所得水準の国はシンガポールである。

④「マレーシア」
誤り。
誤答理由: マレーシアはマレー系が多数を占めブミプトラ政策をとる中所得国であり、都市国家でも中華系多数でもない。

覚えるポイント

  • シンガポールはマラッカ海峡の要衝の都市国家
  • 中継貿易・金融で発展しアジア最高水準の所得
  • 中華系約4分の3の多民族国家で4公用語

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK9-026TK9-028