TK9-039地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

温帯草原のパンパで牛肉・大豆・とうもろこしの生産と輸出が盛んで、ヨーロッパ系住民が人口の大部分を占め、スペイン語を公用語とする国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

アルゼンチン

この問題のポイント

農業地域の固有名詞と民族構成からラテンアメリカの国を特定する。「パンパ」と「ヨーロッパ系大部分」の組合せが決め手。

解説

パンパはラプラタ川流域に広がる温帯草原で、アルゼンチンの農牧業の中心地帯である。年降水量550mm前後の線を境に、湿潤パンパではとうもろこし・大豆の栽培と牛の放牧、乾燥パンパでは牧羊が行われ、牛肉・大豆・とうもろこしは同国の輸出の柱である。
民族構成も決め手になる。ラテンアメリカでは先住民・混血(メスチーソ)の比率が高い国が多いが、アルゼンチンは19世紀以降のイタリア・スペインからの移民によりヨーロッパ系が人口の大部分を占める。ウルグアイと並ぶ「白人国家」的な構成は、この地域では例外的である。
消去の確認として、ブラジルはポルトガル語圏でパンパは主要部でない。チリは銅とぶどうの国。ペルーは先住民・メスチーソの比率が高く、アンデスの高地国である。

ひっかけポイント
ラテンアメリカの民族構成(アルゼンチン=ヨーロッパ系多数、ペルー・ボリビア=先住民比率高、メキシコ=メスチーソ多数)の混同を突く。

選択肢の確認

①「ブラジル」
誤り。
誤答理由: ブラジルはポルトガル語圏で、混血を含む多様な民族構成をもち、ヨーロッパ系が大部分という記述に合わない。

②「チリ」
誤り。
誤答理由: チリは銅鉱業とぶどう栽培が特徴で、パンパは領内にない。

③「ペルー」
誤り。
誤答理由: ペルーは先住民とメスチーソの比率が高いアンデスの国で、ヨーロッパ系大部分という民族構成に合わない。

④「アルゼンチン」
正しい。
正解。温帯草原パンパでの牛肉・大豆・とうもろこし生産、ヨーロッパ系が大部分という民族構成、スペイン語という組合せはアルゼンチンである。

覚えるポイント

  • パンパはアルゼンチンの温帯草原
  • 牛肉・大豆・とうもろこしの輸出国
  • ヨーロッパ系住民が大部分という民族構成

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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