TK9-017地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

輸出額の大部分を原油と石油製品が占め、国土のほとんどが乾燥帯に属し、イスラム教最大の聖地をもつため世界中から巡礼者を受け入れている国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

サウジアラビア

この問題のポイント

輸出構成と宗教的特徴の組合せから西アジアの国を特定する問題。「聖地への巡礼」という一点で決まる判読の型を問う。

解説

原油輸出国は西アジアに多数あるため、輸出品目だけでは絞れない。この問題の決め手はイスラム教最大の聖地という記述で、預言者ムハンマド生誕の地メッカを擁する国はサウジアラビアしかない。毎年数百万人が巡礼(ハッジ)に訪れ、巡礼者の受け入れは同国の重要な産業にもなっている。
サウジアラビアは
原油の生産・輸出で世界最大級
、OPEC(石油輸出国機構)の中心国である。国土の大半が砂漠気候(BW)で、外国人労働者を多く受け入れている。近年は石油依存からの脱却を目指し、観光開発や新産業育成を進めている。
消去の根拠も確認したい。イランも産油国だがペルシア人の国で聖地メッカはない。クウェートは小規模な産油国。エジプトは人口こそ多いが原油依存の輸出構造ではなく、スエズ運河収入や観光が重要である。

ひっかけポイント
西アジアの産油国どうしは輸出品目が似るため、宗教・民族・人口規模などの副次的特徴が決め手になるよう作問される。

選択肢の確認

①「イラン」
誤り。
誤答理由: イランも産油国だが、ペルシア人が主体でシーア派が多数の国であり、聖地メッカは領内にない。

②「クウェート」
誤り。
誤答理由: クウェートは小規模な産油国で、イスラム教最大の聖地への巡礼受け入れ国という記述に合わない。

③「エジプト」
誤り。
誤答理由: エジプトの輸出は原油依存ではなく、スエズ運河収入・観光・出稼ぎ送金が外貨の柱である。聖地メッカも領内にない。

④「サウジアラビア」
正しい。
正解。イスラム教最大の聖地メッカを擁し、輸出の大部分を原油が占める乾燥帯の国はサウジアラビアである。巡礼者の受け入れも重要な収入源となっている。

覚えるポイント

  • サウジアラビアは原油輸出世界最大級でメッカを擁する
  • 産油国の判別は宗教・民族・規模の掛け合わせで
  • 国土の大半が砂漠気候で外国人労働者が多い

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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