TK9-041地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

輸出額の8割以上を衣類が占め、大河川のデルタに位置する低平な国土はサイクロンや洪水の被害を受けやすく、人口は約1.7億人と稠密である国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

バングラデシュ

この問題のポイント

輸出構成の極端な偏りと自然災害・人口統計から南アジアの国を特定する。「衣類8割超」と「デルタの低地」の組合せが決め手。

解説

バングラデシュガンジス川とブラマプトラ川が形成した世界最大級のデルタに位置し、国土の大部分が低平で、ベンガル湾から来るサイクロンや雨季の洪水の被害を繰り返し受けてきた。地球温暖化による海面上昇の影響が最も懸念される国の一つでもある。
経済面では、安価で豊富な労働力を背景に縫製業が集積し、輸出額の8割以上を衣類が占める。中国に次ぐ世界的な衣類輸出国で、先進国の衣料品ブランドの生産拠点となっている。単一品目への極端な依存は、判読問題で最も分かりやすい目印である。
人口は日本の4割ほどの国土に約1.7億人が住み、人口密度は大国の中で世界最高水準である。
消去の確認として、パキスタンは綿花栽培国で乾燥気候が中心。ミャンマーはデルタこそあるが衣類8割の輸出構造ではない。スリランカは茶の輸出で知られる島国である。

ひっかけポイント
「衣類の輸出国」として中国と並べて出題される。輸出に占める割合の極端な高さ(8割超)とデルタ低地の記述でバングラデシュに絞る。

選択肢の確認

①「ミャンマー」
誤り。
誤答理由: ミャンマーはデルタをもつがエーヤワディー川流域の米作が特徴で、衣類が輸出の8割超という構造ではない。

②「スリランカ」
誤り。
誤答理由: スリランカは茶の輸出で知られる島国で、人口約2200万であり、人口約1.7億という条件に全く合わない。

③「バングラデシュ」
正しい。
正解。輸出の8割以上が衣類、ガンジス川などのデルタの低地、サイクロン被害、人口約1.7億という組合せはバングラデシュである。

④「パキスタン」
誤り。
誤答理由: パキスタンは乾燥帯の綿花栽培国で、輸出は綿製品が中心だが8割超の衣類依存ではなく、デルタ低地の国でもない。

覚えるポイント

  • バングラデシュは輸出の8割以上が衣類(縫製業)
  • ガンジスデルタの低地でサイクロン・洪水が多発
  • 約1.7億人の稠密な人口

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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