TK9-030|地理総合・地理探究 対策問題
日本などの企業が進出して自動車の組立産業が集積し「東洋のデトロイト」と呼ばれ、国民の9割以上が上座部仏教を信仰し、米の輸出が世界上位である国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
タイ
この問題のポイント
工業集積の別名と宗教構成から東南アジアの国を特定する。「東洋のデトロイト」「上座部仏教」という2つの目印を問う。
解説
タイは1980年代以降、日本の自動車メーカーが相次いで進出し、バンコク周辺に部品産業を含む自動車産業の集積が形成された。東南アジア最大の自動車生産国であることから**「東洋のデトロイト」と呼ばれる。
宗教は上座部仏教の信者が国民の9割以上を占める。上座部仏教はタイ・ミャンマー・カンボジア・ラオス・スリランカに分布し、日本などの大乗仏教と区別される。この宗教の分布は東南アジアの国名判別の基本指標である。
農業では、チャオプラヤ川デルタの稲作を基盤に米の輸出が世界上位**(インド・ベトナムと並ぶ)である。観光業も重要な外貨獲得源となっている。
消去の確認として、ベトナムは大乗仏教の影響圏で社会主義国。マレーシアはイスラム教が国教的地位を占める。インドネシアもイスラム教徒が多数で、いずれも上座部仏教9割という記述に合わない。
ひっかけポイント
東南アジアの宗教分布(タイ=上座部仏教、マレーシア・インドネシア=イスラム、フィリピン=カトリック、ベトナム=大乗仏教系)の混同を突く。
選択肢の確認
①「タイ」
✅ 正しい。
正解。日系企業の進出で自動車産業が集積し「東洋のデトロイト」と呼ばれ、上座部仏教徒が9割以上で米輸出世界上位の国はタイである。
②「ベトナム」
❌ 誤り。
誤答理由: ベトナムは大乗仏教の影響圏の社会主義国であり、上座部仏教徒9割という宗教構成に合わない。
③「マレーシア」
❌ 誤り。
誤答理由: マレーシアはイスラム教が国教的地位を占める国で、上座部仏教徒9割という条件に全く合わない。
④「インドネシア」
❌ 誤り。
誤答理由: インドネシアはイスラム教徒が多数の国であり、宗教構成も自動車集積の別名も当てはまらない。
覚えるポイント
- タイは自動車産業集積で「東洋のデトロイト」
- 上座部仏教徒が9割以上
- 米の輸出世界上位(チャオプラヤ川デルタ)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。