TK9-025|地理総合・地理探究 対策問題
粗鋼の生産量と自動車の生産台数がいずれも世界一で、輸出品の中心は機械類であり、沿海部と内陸部の経済格差が国内の課題となっている国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
中国
この問題のポイント
工業生産統計の「世界一」の組合せから国を特定する。粗鋼・自動車の生産世界一という安定した統計知識が軸。
解説
中国は「世界の工場」と呼ばれ、粗鋼生産は世界の約半分を占めて世界一、自動車生産台数も世界一である。このほか発電量、セメント、パソコン、スマートフォンなど多くの工業製品で世界最大の生産国となっている。輸出品目は機械類が中心で衣類がこれに次ぐ。
1978年からの改革開放政策で沿海部に経済特区を設けて外国資本を導入し、安価で豊富な労働力を背景に急成長した。その結果、シャンハイなど沿海部と内陸部との経済格差が拡大し、内陸開発(西部大開発)が進められてきた。近年は賃金上昇により、労働集約型工業が東南アジアへ移転する動きもみられる。
消去の確認として、インドは粗鋼生産世界2位だが自動車世界一ではなく、輸出では石油製品やダイヤモンドが目立つ。韓国・日本は自動車・機械の生産国だが規模で中国に及ばず、生産世界一の項目の組合せに合わない。
ひっかけポイント
「粗鋼2位のインド」「自動車の伝統国日本」と迷わせる構成が定番。両方の世界一がそろうのは中国だけである。
選択肢の確認
①「中国」
✅ 正しい。
正解。粗鋼生産・自動車生産がともに世界一で、機械類中心の輸出と沿海部・内陸部の経済格差を抱えるのは中国である。
②「インド」
❌ 誤り。
誤答理由: インドは粗鋼生産世界2位で人口は世界一だが、自動車生産世界一ではなく、両方の世界一がそろわない。
③「韓国」
❌ 誤り。
誤答理由: 韓国は半導体・自動車の工業国だが、生産規模で中国に遠く及ばず、粗鋼・自動車の生産世界一ではない。
④「日本」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本は自動車生産の伝統国だが現在は世界一ではなく、粗鋼生産も中国・インドに次ぐ水準である。
覚えるポイント
- 中国は粗鋼・自動車生産とも世界一
- 輸出の中心は機械類、改革開放で急成長
- 沿海部と内陸部の経済格差が課題
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。