TK9-026地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

輸出の中心が半導体などの機械類で、合計特殊出生率が世界最低水準の1を下回る年もあり、キリスト教徒と仏教徒が併存し儒教の影響が強い東アジアの国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

韓国

この問題のポイント

工業製品の輸出構成と人口統計・宗教構成を組み合わせて東アジアの国を特定する。出生率世界最低水準という際立った統計が決め手。

解説

最大の決め手は合計特殊出生率が1を下回るという記述である。韓国の出生率は0.7〜0.8前後と世界最低水準で、日本(1.2前後)よりさらに低い。この一点で東アジアの中でも韓国に絞られる。
産業面では、韓国は1960年代以降輸出指向型工業化で急成長したアジアNIESの代表であり、現在は半導体・自動車・造船などが輸出の柱で、サムスンなどの財閥系大企業が経済を主導する。
宗教構成も特徴的で、東アジアでは珍しくキリスト教徒が人口の3割前後を占め、仏教徒と併存する。生活文化には儒教の影響が色濃く残る。
消去の確認として、日本は出生率1.2前後でキリスト教徒は1パーセント程度。中国は輸出品目こそ機械類だが出生率の記述と宗教構成が合わない。タイは上座部仏教徒が9割以上を占める東南アジアの国である。

ひっかけポイント
「少子化の国」で日本を選ばせる出題が定番。出生率が1を下回るのは韓国で、キリスト教徒の多さも日本との明確な違いである。

選択肢の確認

①「日本」
誤り。
誤答理由: 日本の出生率は1.2前後で1を下回ってはおらず、キリスト教徒も1パーセント程度しかいないため宗教構成が合わない。

②「中国」
誤り。
誤答理由: 中国も少子化が進むが出生率1前後で世界最低水準とまではいえず、キリスト教徒3割という宗教構成にも合わない。

③「タイ」
誤り。
誤答理由: タイは上座部仏教徒が9割以上を占める東南アジアの国で、半導体中心の輸出構造でもない。

④「韓国」
正しい。
正解。半導体中心の輸出、出生率0.7前後という世界最低水準、キリスト教徒約3割と仏教徒の併存、儒教の影響という組合せは韓国である。

覚えるポイント

  • 韓国の出生率は0.7前後で世界最低水準
  • 半導体中心の輸出指向型工業(アジアNIES)
  • キリスト教徒約3割と儒教の影響が特徴

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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