TK9-079|地理総合・地理探究 対策問題
老年人口(65歳以上)の割合が約29パーセントと世界最高水準で、合計特殊出生率は1.2前後にとどまり、総人口が減少し続けている国。この特徴に当てはまる国として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
日本
この問題のポイント
高齢化率・出生率・人口増減という人口統計の組合せから国を特定する。「高齢化率世界最高水準」という決め手の理解が軸である。
解説
老年人口率約29パーセントは世界最高水準であり、これに当てはまるのは日本である。日本は高齢化率が7パーセント(高齢化社会)から14パーセント(高齢社会)へ達するまでの期間が約24年と、欧米諸国に比べて極めて短く、世界で最も速く高齢化が進んだ国とされる。
合計特殊出生率は1.2前後と人口維持に必要な水準(約2.1)を大きく下回り、総人口は2008年ごろの約1億2800万人をピークに減少局面へ入った。現在は約1.2億人で、年間数十万人規模の自然減が続く。
消去の確認をする。中国も一人っ子政策の影響で高齢化と人口減少が始まっているが、高齢化率はまだ15パーセント前後。アメリカは移民の流入により先進国では例外的に人口が増加している。インドは人口世界一で、年齢構成も若い。
少子高齢化は労働力不足・社会保障負担・過疎化と結び付く、日本の地誌の最重要テーマである。
ひっかけポイント
高齢化が話題の中国と混同させる出題が想定される。「約29パーセント」という世界最高水準の数値は日本の目印である。
選択肢の確認
①「中国」
❌ 誤り。
誤答理由: 中国も高齢化と人口減少が始まっているが、老年人口率はまだ15パーセント前後で、世界最高水準の29パーセントには達していない。
②「アメリカ合衆国」
❌ 誤り。
誤答理由: アメリカ合衆国は移民の流入により先進国では例外的に人口が増加しており、高齢化率も17パーセント前後にとどまる。
③「インド」
❌ 誤り。
誤答理由: インドは人口世界一で年齢構成も若く、高齢化率は7パーセント前後にすぎない。
④「日本」
✅ 正しい。
正解。老年人口率約29パーセントは世界最高水準であり、出生率1.2前後、総人口約1.2億で減少中という組合せは日本である。
覚えるポイント
- 日本の高齢化率は約29パーセントで世界最高水準
- 出生率1.2前後、総人口は約1.2億で減少中
- 高齢化の速度も世界最速級だった
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。