TK6-037|地理総合・地理探究 対策問題
合計特殊出生率についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
一人の女性が生涯に産む子どもの数の平均を示す指標で、人口を維持できる水準はおよそ2.1とされる
この問題のポイント
合計特殊出生率の定義と人口置換水準(約2.1)を正確に覚えているかを問う。
解説
合計特殊出生率とは、一人の女性が一生の間に産む子どもの数の平均に相当する指標で、各年齢の女性の出生率を合計して求める。
人口が長期的に増えも減りもしない水準を人口置換水準といい、およそ2.1とされる。両親2人を置き換えるには子どもが2人必要で、成人前に亡くなる分をわずかに上乗せした値である。
日本の合計特殊出生率は1970年代半ばに2.1を下回り、近年は1.2前後まで低下している。韓国は1を下回る世界最低水準で、イタリア・スペインや、シンガポール・台湾・中国など東アジアでも低出生率が際立つ。一方、フランスや北欧諸国は保育支援などの家族政策により比較的高めの水準を保ってきた。
サハラ以南アフリカでは4を超える国が多く、世界の出生率には大きな地域差がある。
ひっかけポイント
人口1000人当たりの出生数は普通出生率で、合計特殊出生率とは別の指標。置換水準は2.1であり、2.0ちょうどや1.0ではない。
選択肢の確認
①「一人の女性が生涯に産む子どもの数の平均を示す指標で、人口を維持できる水準はおよそ2.1とされる」
✅ 正しい。
正解。合計特殊出生率は一人の女性が生涯に産む子どもの数に相当する指標で、人口置換水準は約2.1とされる。
②「人口1000人当たりの1年間の出生数を示す指標である」
❌ 誤り。
人口1000人当たりの出生数は普通出生率であり、女性の年齢別出生率を合計する合計特殊出生率とは別の指標である。
③「人口を維持できる水準はおよそ1.0とされている」
❌ 誤り。
人口置換水準は両親2人を置き換えるための約2.1であり、1.0では人口は急速に減少する。
④「男性を含む全人口一人当たりの子どもの数を示す指標である」
❌ 誤り。
合計特殊出生率は女性一人当たりで算出する指標であり、男性を含む全人口一人当たりではない。
覚えるポイント
- 合計特殊出生率=一人の女性が生涯に産む子どもの数
- 人口置換水準は約2.1
- 日本は1.2前後、韓国は1未満、アフリカは高水準
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。