KZ-R7HB-09地理総合・地理探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 本試験(旧地理B)

図は、タンザニアにおけるA〜C(出生率、乳幼児死亡率、平均寿命のいずれか)の推移を2000年を100とした指数で示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7HB-09の問題図版
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正解: 2

正解

Cは2000年から2020年にかけて指数が半分以下に低下しており、医療や衛生の改善で大きく下がった乳幼児死亡率と考えられる

この問題のポイント

指数の推移グラフから、上昇・微減・急減という3本の線を出生率・平均寿命・乳幼児死亡率に対応させる問題。

解説

図は2000年の値を100とした指数で変化を示しており、実数ではなく変化の方向と大きさを読むグラフである。
Aは約130まで上昇している。医療・栄養・衛生の改善によって着実に延びる平均寿命の動きである。タンザニアを含むサハラ以南アフリカでは、感染症対策の前進などで平均寿命が大きく延びてきた。
Bは100からゆるやかに下がり90弱となっている。都市化や教育の普及とともに徐々に低下する出生率の型である。低下してはいるが、その歩みは緩やかで、依然として高い水準にある。
Cは40台まで、つまり半分以下に急減している。予防接種や母子保健の普及で最も劇的に改善する乳幼児死亡率と判断できる。
死亡率が急速に下がる一方で出生率の低下が緩やかであるため、人口は増え続ける。この組合せこそ、発展途上国の人口急増の仕組みそのものである。

ひっかけポイント
「下がる=悪化」ではない。乳幼児死亡率の低下は改善である。指数のグラフでは、どの指標が上がり、どの指標が下がるはずかを先に考えると速い。

選択肢の確認

①「Bは2020年に指数が約130まで上昇している」
誤り。
誤答理由: Bは90弱までゆるやかに低下した線である。約130まで上昇したのはAである。

②「Cは2000年から2020年にかけて指数が半分以下に低下しており、医療や衛生の改善で大きく下がった乳幼児死亡率と考えられる」
正しい。
正解。Cは指数が100から40台へ半減している。予防接種や母子保健の普及で最も劇的に改善する乳幼児死亡率の動きである。

③「Cは指数が一貫して上昇しており、平均寿命と考えられる」
誤り。
誤答理由: Cは大きく低下した線であり、上昇していない。一貫して上昇しているのはAで、こちらが平均寿命である。

④「Aは2020年に指数が約45まで低下している」
誤り。
誤答理由: Aは約130まで上昇した線である。約45まで低下したのはCである。

覚えるポイント

  • 平均寿命は上昇、出生率は緩やかに低下、乳幼児死亡率は急減
  • 死亡率低下が先行し出生率低下が遅れると人口が急増する
  • 指数グラフは水準ではなく変化を読む

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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