TK9-086地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

ある国の出生率が人口1000人あたり30、死亡率が人口1000人あたり10であるとき、この国の自然増加率として正しいものはどれか。なお、人口移動は考えないものとする。

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正解: 2

正解

年2パーセント(人口1000人あたり20)の増加

この問題のポイント

自然増加率の定義(出生率−死亡率)と、千分率から百分率への換算を問う計算問題である。

解説

人口の増減は、出生と死亡による自然増減と、流入と流出による社会増減に分けられる。このうち自然増加率は次の式で求める。

  • 自然増加率=出生率−死亡率=30−10=人口1000人あたり20
    人口統計の出生率・死亡率は千分率(人口1000人あたり)で表されるのが慣例なので、1000人あたり20人の増加は、100人あたりでは2人、すなわち年2パーセントの増加となる。この千分率から百分率への換算が計算問題の急所である。
    年2パーセントの増加が続くと、人口はおよそ35年で2倍になる。発展途上国の人口爆発期にはこの水準の増加が広くみられた。
    なお、実際の国の人口増減には社会増減(移民)も加わる。ドイツのように自然減を移民の流入が補う国、逆に移民送り出しで人口が伸び悩む国もあり、「自然増減+社会増減=人口増減」という枠組みで統計を読むことが考察問題の前提となる。

ひっかけポイント
千分率の20をそのまま「20パーセント」と誤読させるのが典型。人口統計の出生率・死亡率は1000人あたりの値である。

選択肢の確認

①「増減なし」
誤り。
誤答理由: 出生率30が死亡率10を上回っている以上、人口は自然増加しており、増減なしにはならない。

②「年2パーセント(人口1000人あたり20)の増加」
正しい。
正解。自然増加率=出生率−死亡率=30−10=千分率で20であり、百分率に直すと年2パーセントの増加となる。

③「年4パーセント(人口1000人あたり40)の増加」
誤り。
誤答理由: 年4パーセント(1000人あたり40)は出生率と死亡率を足した値で、自然増加率は差で求める。

④「年1パーセント(人口1000人あたり10)の増加」
誤り。
誤答理由: 年1パーセント(1000人あたり10)は死亡率の値そのものであり、出生率から死亡率を引いた差ではない。

覚えるポイント

  • 自然増加率=出生率−死亡率
  • 出生率・死亡率は千分率で表される
  • 人口増減は自然増減と社会増減の合計

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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