TK6-044地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

国際的な人口移動についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

賃金水準の高い国へ職を求める労働移動が中心で、メキシコなどからアメリカ合衆国へ、トルコなどからドイツへの移動が代表例である

この問題のポイント

国際人口移動の主流が経済的動機による労働移動であり、低賃金国から高賃金国へ向かうという方向性を理解しているかを問う。

解説

現代の国際人口移動の中心は、より高い賃金と雇用機会を求める労働移動である。移動の向きは基本的に発展途上国から先進国へ、賃金の低い国から高い国へである。
代表的な流れとして次が挙げられる。

  • メキシコ・中央アメリカからアメリカ合衆国へ: アメリカではスペイン語系のヒスパニックが最大の少数集団に成長した
  • トルコや旧ユーゴスラビアからドイツへ: 戦後の労働力不足を補う外国人労働者として受け入れられた
  • 北アフリカからフランスへ: 旧植民地との歴史的つながりによる移動
  • 南アジア・東南アジアから西アジアの産油国へ: 建設現場や家事労働への出稼ぎ
    移民は受け入れ国の労働力不足を補う一方、文化摩擦や待遇の問題も生じ、送り出し国には送金という利益と人材流出という損失をもたらす。

ひっかけポイント
移動の向きは「低賃金国から高賃金国へ」。逆向きの記述は誤り。メキシコとアメリカ、トルコとドイツという組合せも頻出である。

選択肢の確認

①「国境を越える人の移動は観光目的に限られている」
誤り。
国境を越える移動には労働・留学・難民など多様な形態があり、観光に限られるわけではない。

②「国際的な労働移動は国際法によって全面的に禁止されている」
誤り。
多くの国が受け入れ制度を設けて外国人労働者を受け入れており、国際法による全面禁止という事実はない。

③「賃金水準の高い国へ職を求める労働移動が中心で、メキシコなどからアメリカ合衆国へ、トルコなどからドイツへの移動が代表例である」
正しい。
正解。国際人口移動の中心は高賃金国への労働移動で、メキシコからアメリカへ、トルコからドイツへの移動が代表例である。

④「国際的な人口移動は賃金の高い国から低い国へ向かうのが一般的である」
誤り。
労働移動は賃金の低い国から高い国へ向かうのが基本であり、逆方向とする記述は誤りである。

覚えるポイント

  • 国際移動の中心は経済的動機の労働移動
  • メキシコからアメリカへ、トルコからドイツへが代表例
  • 送り出し国には送金収入、受け入れ国には労働力を供給

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK6-043TK6-045