TK6-043地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

人口ボーナスと人口オーナスについての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

人口ボーナスは生産年齢人口の割合が高く経済成長に有利な状態を、人口オーナスは従属人口の割合が高まり成長の重荷となる状態をいう

この問題のポイント

人口構成の変化が経済に与える影響を、ボーナス(好機)とオーナス(重荷)という対概念で理解しているかを問う。

解説

人口ボーナスとは、総人口に占める生産年齢人口(15〜64歳)の割合が高く、子どもと高齢者を合わせた従属人口の割合が低い状態をいう。働き手が多く扶養の負担が軽いため、貯蓄と投資が拡大しやすく、経済成長に有利に働く。出生率が低下し始めてから高齢化が本格化するまでの期間に生じ、日本の高度経済成長期や、改革開放後の中国、現在のインドや東南アジアがこの時期にあたる。
逆に、高齢化が進んで従属人口(特に老年人口)の割合が上昇した状態を人口オーナスという。オーナスとは重荷の意味で、労働力の減少と社会保障負担の増大が経済成長の制約となる。現在の日本は典型的な人口オーナス期にある。
人口ボーナスは一度きりの限られた期間であり、その間に教育・産業基盤を整え成長を実現できるかが各国の課題となる。

ひっかけポイント
ボーナス=生産年齢人口の割合が高い状態、オーナス=従属人口の割合が高まる状態。金銭の給付と誤解させる選択肢や、両者の入れ替えに注意。

選択肢の確認

①「人口ボーナスは高齢者の割合が高いほど経済が成長する状態をいう」
誤り。
高齢者の割合の上昇はむしろ人口オーナスの要因であり、ボーナスの説明として誤りである。

②「人口オーナスは政府が国民に支給する給付金のことをいう」
誤り。
オーナスは「重荷」という意味の人口構成の概念であり、政府の給付金のことではない。

③「人口ボーナスの時期はどの国でも永続的に続く」
誤り。
人口ボーナスは出生率低下から高齢化本格化までの限られた期間の現象であり、永続しない。

④「人口ボーナスは生産年齢人口の割合が高く経済成長に有利な状態を、人口オーナスは従属人口の割合が高まり成長の重荷となる状態をいう」
正しい。
正解。人口ボーナスは生産年齢人口の割合が高く成長に有利な状態、人口オーナスは従属人口の割合上昇が重荷となる状態をいう。

覚えるポイント

  • 人口ボーナス=生産年齢人口の割合が高く成長に有利
  • 人口オーナス=従属人口の増加が成長の重荷に
  • インドはボーナス期、日本はオーナス期の典型

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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