TK6-042地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

サハラ以南アフリカの人口についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

出生率が高く世界で最も人口増加率の高い地域であり、食料の確保や教育・雇用の整備が課題となっている

この問題のポイント

世界の人口増加の中心がサハラ以南アフリカに移っていることと、それに伴う課題を理解しているかを問う。

解説

サハラ以南アフリカは、現在世界で最も人口増加率が高い地域である。合計特殊出生率が4を超える国が多く、ニジェールなど6前後の国もある。医療の普及で死亡率が下がる一方で出生率の低下が遅れる多産少死の段階にあり、人口ピラミッドは典型的な富士山型を示す。
国連の推計では、今後の世界人口の増加の大部分をアフリカが占め、ナイジェリアは今世紀半ばに世界有数の人口大国になると見込まれている。
急増する人口に対し、食料生産が追いつかず栄養不足人口の割合が高いこと、学校や教員の不足、若者への雇用の不足が深刻な課題である。職を求める人口が都市へ流入し、インフラの整わないまま都市が急拡大してスラムが形成される問題も生じている。
女性の教育機会の拡大が出生率の低下と生活水準の向上につながることが知られ、国際協力の重点となっている。

ひっかけポイント
アフリカは「増加率が最も高い」地域であり、人口の絶対数が最大のアジアと混同しない。少子化・高齢化の記述は先進国のものである。

選択肢の確認

①「出生率が高く世界で最も人口増加率の高い地域であり、食料の確保や教育・雇用の整備が課題となっている」
正しい。
正解。サハラ以南アフリカは合計特殊出生率が高く人口増加率が世界最高の地域で、食料・教育・雇用の確保が課題である。

②「少子化が進み、人口は急速に減少している」
誤り。
サハラ以南アフリカの人口は急増しており、少子化による減少という記述は正反対である。

③「少産少死の段階に達し、人口はほぼ静止している」
誤り。
この地域は死亡率が下がる一方で出生率が高いままの多産少死の段階にあり、少産少死・静止人口ではない。

④「世界で最も高齢化率の高い地域である」
誤り。
高齢化率が最も高いのは日本などの先進国であり、若年人口の多いアフリカは正反対の人口構成である。

覚えるポイント

  • サハラ以南アフリカは世界最高の人口増加率
  • 多産少死・富士山型で今後の人口増の中心
  • 食料・教育・雇用の不足とスラム化が課題

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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