KZ-R8H-08|地理総合・地理探究 対策問題
表は、世界の4地域(①〜④はアフリカ、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパのいずれか)の1970年と2020年における人口密度と1人当たり穀物生産量を示す。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 4
正解
③は人口密度が約4倍に増えたにもかかわらず1人当たり穀物生産量がほとんど増えておらず、人口増加の著しいアフリカと考えられる
この問題のポイント
人口密度の変化率と1人当たり穀物生産量という2つの指標を組み合わせ、地域を判別する統計判読問題。
解説
表の4地域を変化の型で比べる。③は人口密度が12.4から46.7へと約4倍に急増した一方、1人当たり穀物生産量は0.17から0.16とむしろ微減している。人口増加率が世界で最も高く、穀物増産が人口爆発に追いついていないアフリカの特徴である。
①は人口密度が97.4から114.3と、もともと高い水準から緩やかに増えており、人口稠密で人口増加が落ち着いたヨーロッパにあたる。
②は人口密度が低いまま、1人当たり穀物生産量が0.94から1.32と4地域中最大で、広大な耕地で輸出向け穀物を生産する北アメリカ(アメリカ合衆国とカナダ)の型である。
④は人口密度が約2倍になりつつ1人当たり穀物生産量も0.28から0.58へ倍増しており、農地開発と輸出農業の拡大が進んだ南アメリカと判断できる。
人口の伸びと食料生産の伸びを対にして読むのが、この表の核心である。
ひっかけポイント
「増加率が大きい」と「水準が高い」の混同に注意。③は人口密度の伸びは最大だが、水準が最も高いのは①である。
選択肢の確認
①「③は4地域の中で人口密度が最も高いため、ヨーロッパと考えられる」
❌ 誤り。
誤答理由: 人口密度が最も高いのは97.4から114.3へ推移した①であり、③ではない。①は人口稠密なヨーロッパにあたる。
②「②は1人当たり穀物生産量が4地域で最も少ない地域である」
❌ 誤り。
誤答理由: ②の1人当たり穀物生産量は0.94から1.32と4地域で最大である。最少という読みは数値と逆で、②は輸出型農業の北アメリカである。
③「①は1970年から2020年にかけて人口密度が減少している」
❌ 誤り。
誤答理由: ①の人口密度は97.4から114.3へ増加しており、減少という読みは表と矛盾する。
④「③は人口密度が約4倍に増えたにもかかわらず1人当たり穀物生産量がほとんど増えておらず、人口増加の著しいアフリカと考えられる」
✅ 正しい。
正解。③は人口密度が12.4から46.7へ約4倍に増えたのに1人当たり穀物生産量は0.17から0.16と横ばいで、人口爆発が続くアフリカの型と一致する。
覚えるポイント
- アフリカは人口急増に穀物増産が追いつかない
- 北アメリカは低密度・高い1人当たり穀物生産の輸出型
- 変化率と水準を区別して表を読む
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。