KZ-R7HB-03|地理総合・地理探究 対策問題
図は、世界のいくつかの地域における木材伐採量と用途別内訳を示す(AとBはアジアと北・中央アメリカのいずれか、凡例アとイは薪炭材と製材・丸太のいずれか)。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 4
正解
アフリカでは伐採量の大部分をアが占めており、燃料用の木材利用が中心という発展途上地域の特徴から、アは薪炭材と考えられる
この問題のポイント
木材の用途(薪炭材と用材)の構成比が、地域の経済発展の水準を反映することを使って凡例を判別する問題。
解説
木材は用途によって、燃料にする薪炭材と、建築・家具・紙の原料などにする用材(製材・丸太、パルプ材)に大別される。
発展途上地域では薪炭材の割合が高い。電気やガスの普及が十分でない農村部では、炊事や暖房の燃料を薪や木炭に頼るからである。図のアフリカは伐採量のほとんどを黒色の凡例アが占めており、この特徴からアが薪炭材と判断できる。
一方、先進地域では用材の割合が高い。凡例イとパルプ材が大半を占めるBは、林業が産業として発達した北・中央アメリカにあたる。Aは伐採量が約11億立方メートルと6地域で最大であり、人口が多く薪炭材の需要も産業用の需要も大きいアジアと判断できる。
このように、木材の統計は総量だけでなく用途の内訳を読むことで、地域の生活水準や産業構造まで読み取ることができる。
ひっかけポイント
薪炭材と用材の対応を逆にする選択肢が定番。「途上国=薪炭材、先進国=用材・パルプ材」という対応で判定する。
選択肢の確認
①「アフリカでは伐採量のほとんどを製材・丸太とパルプ材が占めている」
❌ 誤り。
誤答理由: アフリカの内訳はアが大部分を占め、製材・丸太やパルプ材の割合はごくわずかである。図の読みが逆である。
②「Bは6地域の中で木材伐採量が最も多い」
❌ 誤り。
誤答理由: 伐採量が最も多いのは約11億立方メートルのAである。Bではない。
③「オセアニアの木材伐採量はアフリカを大きく上回っている」
❌ 誤り。
誤答理由: オセアニアの棒は6地域で最も短く、アフリカを大きく下回っている。
④「アフリカでは伐採量の大部分をアが占めており、燃料用の木材利用が中心という発展途上地域の特徴から、アは薪炭材と考えられる」
✅ 正しい。
正解。アフリカの棒はほとんどをアが占める。燃料用の薪炭材が中心という発展途上地域の特徴から、アは薪炭材と判断できる。
覚えるポイント
- 木材は薪炭材と用材(製材・丸太、パルプ材)に大別される
- 発展途上地域は薪炭材、先進地域は用材の割合が高い
- 伐採量が最大の地域は人口の多いアジア
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。